骨折がキッカケで願いが叶ったお話
私の小さい頃の願い
友達と一緒の習い事がしたいとか、可愛いお人形が欲しい、おこずかいが欲しいとか・・・そんなどんな子どもも持つような願いを持っていました。
そんなたわいのない願いがいっぱいある中で、私のなかで切実だった願い
早く大人になって、家を出て自由に好きなことがしたい!!!
それが、今思い返せば、骨折したことがキッカケで叶っているというお話です。
この切実な願いは私の記憶では、幼稚園の年長の頃、小学校入学前に既に持っていた願いです。もちろん願ったからといって時間が早く経つわけでもなく、毎日を積み重ねて、そして中学校3年生の時に親に宣言しました。
私、家を出て働く!!!
ですが、今考えると当然ですが、両親の大反対にあい断念。仕方なく普通に地元の高校に進学することに。そして、高校に進学すると、願いのことはすっかり忘れて、部活で忙しい毎日を過ごしていました。そして、その部活で鎖骨を骨折。。。。
鎖骨を骨折して、3日くらいは横になることも出来ず、ちょっと動くだけで激痛・・・そんな私に、母がかいがいしくお世話をしてくれました。そうすると、何故かただ座ってるのもなんだか悪いなぁと思って、なんと!勉強をすることにしたんです。
そして、その時の勉強がきっかけで、大の苦手だった数学が、大好きになったんです!!!
小学校の1年生の頃から計算が苦手で、算数は大嫌いだった私。算数嫌いの延長で数学が出来るはずもなく、私の成績の足を引っ張っていました。そんな数学を何故勉強しようと思ったのかは思い出せないんですが、勉強してみたら、教科書に載っている解き方通りに解けば出来ることに気付き、勉強すればすぐに出来るようになる単純さとスパっと答えが出るその明快さが面白くて仕方がなかったのを覚えています。そして、気が付けば、足を引っ張っていた数学の成績が、逆に私の成績を牽引してくれる存在になりました。
そのことがきっかけで、調子にのりやすい私は、もうひとつの苦手教科、英語にもチャレンジする気も出てきました。そうこうしているうちに、もっと勉強したいという思いが強くなり、骨折が治ってしばらくして部活も辞めて勉強に時間を使うようになったんです。
私の両親は、地元の大学に進学して欲しいと思っていて、あの時骨折せずに普通に毎日を過ごしていたらそうなっていたでしょう。でも、骨折がキッカケとなり、勉強して成績が上がったことが大きな後押しとなって、晴れて県外の大学に進学することが出来ました!!!
ここでまず、家を出るという願いが叶いました♪
そして、今は、結構自由に好きなことをして過ごしています。それも理解のある旦那のおかげです。その旦那との出会いは、前職の仕事関係。以前、派遣社員をしていた私の学歴を高く買ってくれた上司のおかげで正社員になり、その仕事で出会ったので、遡ると、やはりあの時の大学進学があったからだなぁと思います。
振り返ってみると起こる出来事に良い悪いはないなぁと心から思います。
願いは叶うようになっているんだなぁ~と思いつつ、でもやっぱりもう骨折はしたくないので、今すべきこと、したい事はきっちりしていこうと思いながら毎日を過ごしています。
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