★9★シングルマザーが子供二人を連れてイギリスに母子留学。 心の洗濯して帰国したら、グローバル企業正社員への道が待っていた話。【夜中に洗濯機が走るこわーいお話】

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このお話は、35歳にして子供2人を抱えて離婚。

頭にきて、家を飛び出したらそのまま地球の裏側のイギリスまで行ってしまったおバカな一年間のおはなしです。

前回のお話は★8★読みください。


前回、Argosというカタログショッピングのお店の話をしました。

このArgos,町のハイストリートにあるので、とても便利。

私みたいに英語で不自由している人にとっては、家にその電話帳のようなカタログだけ持って帰り、

自宅でじっくり吟味できますし、ないものがないんじゃないかってぐらいの品ぞろえでした。


そのArgosでは、洗濯機も購入。

だってないんだもん。


本当は日本製が欲しかったのだけど手が出ない値段だったので、信頼のドイツブランドに決定!


ほどなく、自宅に届けられました。


で、配送業者がきて、

どすん!!

と、玄関に置いて行きました。


えっと・・・。

こ、困ります。そういうの。


なんとか引き入れたものの、配線とかホースとか日本のものと全然違うので分かりません。


そういう時は、愛しのスチュワード。

彼を読んで配線してもらいます。頼もしい~。


今まで、手でごしごしお風呂場で洗っていたものが、あっという間に現代の人間としての暮らしレベルに上がります。


洗濯機はキッチンにあって、上にキッチンの天板が来るよう収納されました。

寸分の狂いのない美しくデザインされた私のキッチン。

ガスオーブン、冷蔵庫は備え付け。

冷蔵庫は外から見えないように、天然板のドアでカバーされていました。

天板は大理石。


心から落ち着ける、自分の居場所でした。


さて、洗濯機を使い始めてから一か月ほどしたある晩のことです。


子どもたちを寝かしつけているときでした。


と、突然。


激しく、玄関のドアをたたいている音がします!

 ドンドンドン!!!!!!!

時間にしたら夜の8時。

こんな時間に郵便屋さんも来ないだろうし。

まさか、泥棒?

ノックしてから入ってくる泥棒もいないでしょうが、イギリスだから分かりません。。。


やまない音にすっかり取り乱した私と子どもたちでしたが、玄関に行ってみると。

その音は玄関からではなく、玄関の隣のキッチンからなのです。


恐る恐るのぞくと。。。



ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。


洗濯機が脱水モードで、ずんずん前に進んでくるではありませんか。


もう、ガンガンドンドンいっている音は、飛び上がるたびに天板にぶつかっている音だったのです。

私は子どもたちが寝かしつけているあいだに洗濯をして、寝てからいつも干していました。


すでにその天板エリアからも抜け出した洗濯機は自由を手に入れ、ホースをピーンと伸ばしながら、まだまだずんずん歩いて行こうとしています。


ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーー。


叫ぶことしかできません。

でも気を取り直して洗濯機とがっぷり四つに組みます。まさにSUMO!!

で、電源OFF。


しーん。


ここで全員脱力。


余りの恐ろしさに声も出ません。

騒ぎをを聞きつけ、隣のレベッカが「大丈夫?」とテキストをくれました。
※携帯のメールのこと。


娘に、レベッカ連れてきてとお願いして隣にやり、すぐにレベッカは来てくれました。


まだ中にはびしょびしょの洗濯物が入っているし、もう一度電源入れてみよう!とレベッカとスイッチをONにしたところ・・・。


信頼のドイツ製はまたもやレベッカの前でも歩き出してくれました。


最後には主電源OFF.


びしょびしょの洗濯物はレベッカが脱水してくれました。


その翌日から私はイギリス人と戦う羽目になります。


まず、9時を待って洗濯機の保証書に書いてあるお客様センターに電話。


つたない英語で洗濯機が壊れた旨を伝えます。

コールセンターの女の人は、私が聞いても随分巻き舌な発音だったのできっとインド英語だなと思いましたが、優しく対応してくれて

一週間後に修理の者をよこします

と言ってくれました。


え、もっと早くできないの?と言っても、スケジュールはそこが一番早いとのこと。


仕方ないので、一週間待ちます。(そのあいだ、大きな洗濯物は全部レベッカ)


で、一週間後。


おじさん一人と見習いのこぞう一人が来て、三分診断。


部品が壊れているから取り寄せないといけません。

といって帰ろうとします。


おい。待て。


いつ直るんじゃ。



その言葉に、

今から事務所に帰って在庫を調べます。
在庫があるかどうかわかるのは一週間後。


びっくりして返す言葉もありません。


で、本当に一週間後に電話が来て、

部品が届くのはクリスマスごろ。
でもそのシーズンは配送が不安定だから、部品が届いたらまた連絡します
・・・。

何回か電話して確認するのですが、クリスマスシーズンだしねぇとばかり。

結局、部品が届いたと電話が来たのは、故障してから1か月半近く経ったころでした。


みんなの読んで良かった!

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