★9★シングルマザーが子供二人を連れてイギリスに母子留学。 心の洗濯して帰国したら、グローバル企業正社員への道が待っていた話。【夜中に洗濯機が走るこわーいお話】
で、取り付けにくると言った日。
イギリスではよくある話ですが、再配達は朝の7時から16時まで、とかいう具合に幅が広い。
日本みたいに2時間ごとの指定とか存在しない。
かくして、再配達やら修理やらの場合は、一日家からでることができないというアホなシステムです。
(ちなみに毎日来る郵便屋さんは朝の7時に来ていたからよく分からない)
この日は大学を休んで家に張り付いていました。
子どもの送迎は娘のお友だちの親にお願いして万全の体勢です。
お昼ごろ、やっとリペアマンは来てくれました。
この前、来てくれた人と違うなと思いましたが、キッチンに通します。
そして彼は開口一番、こういいました。

はぁ?
おまえんところが部品来たっていっただろーが。
心では荒れますが、丁寧に
といったら、

と言って帰ってしまいました。
わずか1分。
猛烈に怒りがこみ上げ、事務所に電話をし、いつも電話にでるおばさんに怒鳴りまくりました。
ぜんぜん、物事が進まない国イギリス。
こんな国、もういやだ。
部品入ったていうから今日は大学休んで一日家にいるのに!!
そのおばさんには「落ち着いて」とか言われる始末。
絶対、今日部品持ってきなさいよ、と電話でさけびましたが、
今日はもうすでにリペアマンの予定が埋まっていますと言われます。
あまりのイギリスの事務処理能力の低さにストレスは最高潮。
翌日、大学で「洗濯機どうなった?」と聞かれて話し出したら涙がとまらなくなり、
人前でわんわん泣く羽目になりました。
わたし、自分のことをある程度分別ついている大人だと思っていたのですが、
どうにもこうにも涙がとまらなくなり、
とうとうカフェテリアで落ち着くまでいなさいと言われ、友人に付き添われて小一時間ひたすら
「涙がとまらない~」と泣きまくる35歳でした。
子どもたちには困っているようにみせないで、いつも笑っていようって無理したり、
離婚からずっとジェットコースターに乗っているみたいな毎日だったし、
それに加えて洗濯機やら汚いカーペットやらで、もう心が我慢の限界だったようです。
でも、人目をはばからず泣いたことで、クラスのみんながいつもかけてくれるようになったし、
先生もいつも助けてくれました。
さて、そのあとの洗濯機の顛末ですが。
部品を修理しにもう一度来ると言った日に、待てど暮らせど奴らは来なく電話したら「風邪ひいた」とのこと。
よーくArgosに言っておくからね、と捨て台詞を電話ではき、その足でArgosへ。
店長呼び出し。
2か月直してくれませんけど、この業者。代わりのもの出してよ。
といったらあっさりOK。
早く交渉すればよかった。。。
その後の洗濯機は壊れませんでした♪
とはいっても、そのほかにもかの悪名高いパーセル・フォースという国際小包の会社ともいろいろありましたが、だんだん慣れてきて、
最後には、子どもの進研ゼミが裏庭に投げ入れられていたのを数日たってから気がついても
「届けてくれただけマシ」と考えられるようになりました。
移住して約3か月間。イギリスから洗礼をうけた時期でした。
続きは10になります。
次は、わたしの子どもが日本人ひとっこ一人いない環境にどのように適応していったかお話ししますね。
コメント、いつもありがとうございます!
▪️家の近所シリーズ▪️
このふざけたパブはCrooked Houseといいます。
年々傾いてきちゃったんで、つっかえ棒にレンガの壁を建てたというイギリス人らしい
「根本解決」しないおうちです。
で、パブ営業。
中もめっちゃ傾いているんで、具合悪くなって
結局、外で飲むというw

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