やついフェスティバル2015 レポート 感想 ~『僕の(フェス)童貞を奪ったのは、やついいちろうでした。』6月19日(金)編~

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コートニーは、目をまん丸くさせ、とてもびっくりした顔で、


コートニー
「イイデス!!イイデス!!ダイジョウブデス!!」






と、明らかに遠慮していた。




自分は、「ジャパニーズ粋!」と答え、なんとかなだめた。




コートニー
「ホントニ、ホントニ、アリガトウ。ゴザイマス・・・」








プレゼントしたこちらが、萎縮するぐらい、


喜んでくれた。嬉しくなった。






その後は、漫画のフロアへ行き、楽しんだ。




高校卒業しておめでとうとか、


こち亀は、200巻近く出てるよとか、


BLは、知っているけど、あんまり好きじゃないとか。






10時のシンデレラは、もう帰らないといけない。




あっという間の1日だった。






そして、翌日。
ついに、世界で一番熱い夏。
やついフェスティバルの幕が上がる


















宿泊場所@「サクラホステル」


コートニーとの失恋に、悲しんでいる場合ではない。

今日は前夜祭。旅の一番の目的は、2012年から、渋谷で行われている、都市遊園型フェス。

「やついフェスティバル」の参加だ。


やっと、この記事のサブタイトル、

『僕の(フェス)童貞を奪ったのは、やついいちろうでした。』

の意味を説明できる場面が来た。


世界で一番尊敬している哲学者と言ってもいいと思う人がいる。

コメディアンだが、DJもやるし、毎週、メルマガ、コラム、そして、

「エレ片のコント太郎」というTBSラジオで9年以上続いているラジオのパーソナリティだし、

その人がフェスをやるっていうんだから、楽しくないわけないじゃないか!!


でも、どうしても「フェス」って響きが、「うっ」と、拒絶反応を示していた。


なんか、腕にタトゥー入っている人たちが、タオルぶん回しながら、熱狂の渦に入り込むやつだろ?みたいな偏見があった。自分は、その考え方を、深く、深く、後悔した。


「こんなに楽しい2日間があって、本当に、いいのだろうか。いいのだ!!」


自分が、「やついフェスティバル2015」に参加して、真っ先に思ったのは、この言葉だった。

やついいちろう
『「やついロックフェス」ではない。「やついフェスティバル」である。

面白いって思うものを、全て詰め込んでいるんですよね。』



エンダンというNOTTV(ノッティビー)というスマホ向け番組のインタビューで、そう答えていた。


彼の素晴らしさを伝えるために、枚挙にいとまがない。


その証拠に、彼は、一日目のリストバンド交換から、入場までの誘導がうまく行かず、

その日の打ち上げで、「あそこはダメだった。改善されなければ、このフェスは失敗になる」と、

似た内容を、音楽ライターのブログで拝読させてもらった。

彼のサービス精神。哲学。それに、いつも、胸打たれる。


やついフェス前日、神保町のユースホステル、「サクラホステル神保町」に泊まった。


コートニーから、


コートニー
「あした、イッショに、ショクジ、シマショウ」


と言われた。そのことを、ホテルの受付の星さんに話すと、


受付 星
「明日が、正念場じゃないですか!しっかりとやってくださいね!!」


いや、もう、振られてるんじゃん。自分。


でも、コートニーと、おばあちゃんの食事は、本当に楽しみである。


カードキーをもらい、地下一階のドミトリーに。

・・・あれ?赤いランプが付いて、入れない…。

あの~、入れないんですけど…。何度やっても、鍵をもらっても回せない…。

あれ…。星さんも心配する。


どうしましょうかね~。と言って、エレベーターのボタンを押す。
















・・・・・・・・・・・・・・えっ?地下じゃないんですか?


受付 星
「そのキー、5階となっております。」



すっかり誤解していた。(5階だけに、とかいう大人にはなりたくない)


日本人が自分と、スーツを着たサラリーマンの一人の、かなり国際色豊かなホテル。


新聞でたまたま見つけ、定宿にしている。


部屋に入ったはいいが、コートニーとの出会い、そして翌日の食事、

…そのあと、歌舞伎町を案内する流れになるだろう…。

そのことを思い描いていたら、全く眠気が来なく、朝3時まで寝付けなかった。









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