ボランティアに行って感じたことは、予想と正反対のものだった。

初めて記事を書きます。
書きたいなーとは思ってたけど、どんなものがいいかなとかすんごい悩んだ。けど、この文章を、私の大きな新しい発見の一つとして、あげたいと思います。

大学を卒業する春、2週間のボランティアに行っていました。インドネシアジャワ島の真ん中くらいのタガルジョという村。ここは、新しい大きなバイパスができてしまったせいで追いやられてしまった風俗街である。なのに10時とか回っても子供が村を走り周ってたり、そういうお店を出入りしたりしている。お金のない村で両親は共働きの子が多い。そんな村と家庭環境をもつ子供たちを相手に一緒に遊んだり、言葉を教えてあげたりするボランティアでした。

この旅の流れとしては、
タガルジョで2週間のボランティア
隣の村(パカロンガン)へ移動し、別のボランティアをしている友達と合流
バリに移動し、1週間観光

いろんなインドネシアを見た。

この文章はバリ最終日の空港で、この気持ちを逃すまいと必死で書いて、携帯のメモに眠らせたもの。

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ボランティアに行こうと思ったきっかけは、友達が行きたいって言ったから。それと、海外に行きたかったから。

ボランティアはとても大変だった。子供と遊ぶのは好きだけど、インドネシア語しかわからない子供たちとコミュニケーションをとるのはすごく大変だった。

言葉にするって大変。だけどしておかなきゃいけないタイミング。

私はあの子たちに何がしてあげられたのだろう。一緒に遊ぶ。たまには英語とか日本語とか教えて。たった2週間のそれがあの子たちにどれだけプラスになれたのか。教育は家庭環境が大きく影響する。タガルジョの子供たちを2週間見て、パカロンガンに行ってバリにも行って、そこの環境は特に教育に適していない地だとよく分かる。彼らのお母さん達もわかってるのかもしれないけど、そこで生活しなければならない現実がそこにはあるのかもしれない。そこにぽっと出の外国人が介入して、私たちが受けた教育を施すことは果たして合っているのか。実際のところ、私は彼らの気持ちもお母さんたちの気持ちもわからない。生まれてきた環境が違いすぎる。私はこのことに関して自分なりの結果が出せないままにしてしまった。みんなこのことはわかってるけど、自分なりの答えを出していたのだろう。これは私の弱さである。ただ共有できるのは、例えば肩車したときの興奮とか折り紙を折るときの真剣さとか。そういうことは共有して楽しませてあげられていたらいいなあと思う。私たちがこの2週間でしてあげられたことの数が少なすぎて、涙がでた。たくさん泣いた。なんで泣いたかは言ってないのにキャンプメンバーはわかってくてたのは、キャンプメンバーも同じようなもどかしさを感じていたからだろう。キャンプメンバーはそれでもあの時間は彼らをhappyにさせてあげられたって言ってくれた。多くを望んではいけない。もしかしたらみんなはもともと多くのことを子供たちにしてあげられるなんて思ってなかったのかもしれない。少しばかりの楽しさ、刺激を。それで例えば日本、韓国、スロバキアに興味をもってくれたらいい、くらいの感じかもしれない。私1人ができることはすごく限られているけど、一つ一つ、1人1人に大切に真摯に大きな愛をもっていこうと思った。
生活環境も最悪だった。布団はがたがたで狭いし、お湯はでない。暑いし、寒いし、どこもかしこも汚い。風呂トイレが一緒のところを10人がつかう。朝なんて起きてからトイレ行くのに1時間くらい待つ。今となってはそれがキャンプメンバーの仲をより繋いでくれたのだと思える。し、これもこんな生活なかなかできないから経験として、できてよかった。キャンプメンバーとの共同生活はとても楽しかった。ごはん作るのも皿洗うのもなんてことない時間も全て楽しかった。
最終日は朝からどこか寂しい空気が流れていて。みんな同じ場所にいた。いつもだったら別の部屋で1人でなんかすることも、みんなでいる時間が欲しくてこの日だけはそこにいた。別れは意外とあっさりである。キャンプの後にバリに行く組とは会えるのがわかってたし、なんかまた来週みたいな。

外国にきてよかった。インドネシア人は最高に明るくて好き。いつになるかわかんないけど、必ずまた来る。韓国にもいく。ヨーロッパもいく。海外は行こうとしなしければ行けないけど、行こうと思えばすぐ行ける。今度はできれば踊りに行きたいと。外国に行くためにお金をためる。英語も勉強する。そう、英語は話せるようになりたい。

みんなありがとう。
帰る時間だ。

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これを書いたときは自分ができたこと小ささに絶望して、そこら必死で探した小さな光を、ただの小さな光としてしか見ることができなかった。

けど、文章を見返す度、その小さな光は大きな希望に見えてくる。これは、自己肯定感的なそういうのか、と不安になるけど、きっとそうじゃなくて。

私が外国人として、あの場で活動したことはもしかしたら現地の子からしたらすごく大きな希望になったかもしれないね。こんな世界があるんだ!いつか行ってみたいな!ってなってたらいいな。
考えてみれば、何かを目指したり頑張るときってそういう小さなトキメキがきっかけでスタートして、それが最後まで私を支えてくれる。


長々と読んでくれた方、ありがとうございます。

私はみんなが幸せに生きれれば嬉しいです。

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