異質な筋肉バトル~中学2年間を費やした日々~

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■ 僕の父はプロボクサー

中学2年生の夏休みのことだった。

家に閉じこもって一人でゲームをする毎日だった。

決して友達がいなかった訳ではないけど、インドア派だった。

友達と遊ぶにしてもゲームをして過ごして怠惰な日々を過ごしていた。

そんなある日、母から突如こんな提案をされた。


「お父さんにボクシングでも習って体を動かしたら?」


険悪な仲ではなかったにしろ父と母は離婚していたので、母からこんな言葉が出てくることに驚いた。

僕は、父がプロボクサーだということは知っていたが積極的にやろうとは考えていなかった。

まぁけど、ゲームばっかやってたけど、友達に流されてやってただけってのもあったし、

体を動かすのは嫌いじゃない。

僕はボクシングを始めることになった。

■ 腕相撲で最強になれ

それから、僕は筋トレとボクシングに明け暮れるようになっていった。。。

中学2年の夏、ゲームばっかりしていた僕は案外ボクシングにのめりこんでいった。

初めの半年くらいは父と公園で練習した。

さらに、練習の仕方もだんだんわかってきた僕は、家でも鏡の前でシャドーボクシングをするようになった。


家にあったじいちゃのダンベルで筋トレもするようになった。

(昔のなので、重さを変えることができない鉄のごてごてした鉄アレイだ。4KG)

10㌔ランニングもするようになった。

そして僕は自分の体に自信を持ち始めた。

そんな中「彼」が現れた。

同じ中学のクラスメイト「H」だ。

「H」はいつもルーラーと叫び、制服の袖から定規を取り出しては収めてはしていた。

まったく意味の分からない奴だった。

決して、一度とも、定規を手放さないのだ。

授業中も、給食の時も、部活の時も、登下校の時もだ。

そして「ルーラー」と叫ぶ。


そんなある日、「H」の筋肉がすごいぞと噂になっているのを耳にした。

え!ルーラーとか言ってるやつが筋肉あるのか?

まさかあのルーラーは10KGくらいの重さがあるというのか?!

僕は彼「H」と戦う覚悟をした。

そしてクラスのみんなが注目する中

腕相撲をしたのだった。

みんなの読んで良かった!