★天使になった我が子に会うまでのお話。ー葬祭業で培ったスピリチュアル思想で乗り越えた❓家族崩壊・妊娠中絶・異常妊娠・誕生死・マタハラ・子宮頸ガン後遺症・不妊治療・動物愛護ボランティア活動はじめる。を経験した話し…【おくりびと編】

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理由は、電話に毎日しばられてストレス溜まっていた母の姿をみていたので、もし自分が今後その役をしなくてはならないと考えたら…なんか人生楽しくないなぁ~まだ21歳の私には重い役でした。

その後…母の派遣会社の業務をTの会社でするようになった。その頃、Tの葬儀屋は会館を建て、従業員も増えTはノリにのっていた。車も外車に買い替えお金の羽振りも良くなり…しかし見栄えが北の独裁者(笑)


従業員生き残り戦争

Tの会社が主軸となりだした派遣会社はTのかかえる葬儀屋の従業員ともちろん仕事する事も増え

居心地が悪くなってきた…

みな何処の会社もそうだろうが社長に気に入られるように必死のアピール


とくに、Tの葬儀屋のかかえる社員連中は媚びへつらいまくり。

新人のケバい40代女が入ってきた。夜はスナックで働くという最強の人だ。

また媚びるのが上手い!性格はみんなの輪を見出し、新人のくせに出しゃばりで仕事を覚えるのに負けたくない!必死なんだろうが、とにかく稀に見る出しゃばりだった。

始めは、Tの会社が大きくなる事に貢献しよう!と思い働いていたが…それが間違いだった。

そして、Tの本性を知ることになる…Tは自分の社員を可愛がる様になり、自分の城を築き上げた。


その頃、母とも喧嘩が増えるようになったのか?

母が派遣会社を放り出した時点で色々と終わっていたのだ。


Tの意地悪で自分勝手な行動から…私は悩み悩んだ末、この会社から抜けるのであった…。

気が付けば、16歳の夏から、葬儀の仕事と出会って…6年くらい経っていた…。


辞めてからのその後…

葬儀の仕事を辞めてから…私は何が出来るのか?色々考えたが、高校生の頃飲食店で働いたりもした経験からウェートレスのバイトをする事になるが…お給料の悪さから速攻辞める(笑)

そして、縁あって母が独立する前に、一緒に会社を立ち上げた母の元同僚の方のところで葬儀のバイトを開始するようになり、そこで私はキリストのお葬儀に行く機会が増え、次第にキリスト教っていいなぁ~と癒され、讃美歌を私達も一緒に歌うのだがそれがとても心地よく今までの人生の疲れが洗われて行く…そんな幸せな気分を味わえた。

その頃…母の派遣会社で働いていたスタッフみな、Tの元を離れ独立して新たに派遣会社を立ち上げた。

そして、母もTと別れる。乙でした!

キリストに癒されながらも…私はその派遣会社を辞めてしまう。理由はあまり思い出せないのだがたぶん派遣業に疲れたんだと思う。仕事の依頼はその日にわかるのでその日一日ドキドキして過ごさなければならない…そのスタンスで長年やってきたんだが母の会社だったから出来たんだと思う。

でも、キリスト教の讃美歌に癒されたこの会社には感謝する。


不思議な現象が起こりだす

父と母が別れてから、2回ほど引っ越しを繰り返した、その2回目のマンションで不思議な現象が起こりだす。夜、寝ている時・・・金縛りになり動けずにいると・・・廊下から聞こえてくる!

ギシギシッ・・・ギシギシッ

うわぁ!何か?近づいてくるー!!そして、誰だか見えない何か?を感じ私に触ってくる。

怖くて怖くて!叫ぼうとするも声が出ない・・・

そして、いきなり讃美歌?ぽい聖歌部隊の女性の歌声がガンガン聞こえてくる!オルゴールも

うわぁこれなんだー?なんだ?と思いながら目は開いている。

そして極め付けが!女性の声でハッキリと聞こえた『だいじょうぶ』という声!


ついに、私もそういう体験をする事になった。


しかし、女性の声は幽霊とかではない感じで守護霊?という感じだった。

ちょうどその時もの凄く、今後の人生進路に悩む出来事があり…「だいじょうぶ」って声が聞こえて何故かほっとした。

それから、母も弟もこの家で幽霊を見るようになる。|д゚)

霊感ゼロの母が、幽体離脱したり、白い服の人をみたりこの家なにか…いる?

霊感の強い母の友人が家に泊りに来た時、おばあさんと子供がリビングに居るのを見たらしい。

後は、エレベータ降りた時ファッ!と何か私の前を横切った感じもした事もあった。


でも、私が体験した女性の歌声はそういう霊とかじゃない感じだった。

それからも、オルゴールや聖歌隊の女性の声が突然聞こえ出す事があった。

頻繁に聞こえるので「 スピリチュアル 声 音 メロディー 」でぐぐってみたら・・・

クレアオーディエンス(霊聴)という言葉にたどり着いた。

天使
クレアオーディエンスとは、「クリアな聴力」という意味で、通常の聴覚では聞くことの出来ない、霊的な世界の音を聞くことが出来る能力です。具体的な音源は無いのに、音楽やドアが閉まる音、鍵が触れ合う音、人の動く音が聞こえるのです。

まさしく↑メロディーの正体や、聖歌隊に、女性の声はまさしくこれだった。



新たな職場に出会う…

母の元同僚の派遣会社を辞め、しばらくボーっと過ごした。その頃、今の夫と同棲もしていた。

そして、24歳の時、家の近くに新しく出来たっぽい葬儀会館のチラシを目にする。


彼はその頃、会社を立ち上げる準備段階だったので、将来みこして私が事務職とか経験しとくのもいいんじゃない?という感じで電話してみたら?と後押ししてくれたので電話してみる事に…


求人とか書いてなかったけど新しいって事は募集してんじゃね?みたいな感じで問い合わせした

するとちょうど辞めたばかりの子がいるらしく(ってまだオープンしてそれほど経ってないけど(笑))

募集してると言うので履歴書を持参で、家から自転車で7~8分の場所の会館に面接に行った。

社長さん
経験者なん?


わたし
はい、母の会社で数年やっていました。
社長さん
じゃあ~明日から来てね~

と言った感じで…小泉元総理に似た社長さんに面接してもらい即採用!

家族葬専用の会館で一日一組限定!の葬儀会館でした。縦長でまだリフォーム仕立てのキレイな3階縦のビル。なにより家が近い!今まで仕事場に行くのは、電車やバスに乗って30分~1時間かかっていたので…さっと!行ってさっと!帰れる距離が嬉しかった。


もちろん時間に融通がきく、アルバイト雇用。

時給1,200円 朝10時~5時で週5位の割合で働きました。


2~3か月だけ先輩の、3歳上の水卜アナ似の、女の子とアルバイト2人でほぼ会館を任せられた…

仕事がない時は朝の10時~5時までテレビ見るなり、ゲームするなり、お菓子食べるなり、昼寝するなり、女子二人は好き放題させてもらっていました(笑) 

たまに、会館の見学をする方が見えられたり…

特に、監視もなく上司や社長が急に来るのですが、モニターがあるので安心でした(笑)


通夜が出ればもちろん帰りは夜の9時10時になる事もありましたが(;^ω^)


電話応対から供花の受注発注に、簡単な営業やパソコン作業もありました。

おっちゃんの上司は若い私達に、甘い物や高い店に、ご馳走してくれたりと…

なかなか羽振りのいい感じの親父でした←(1人を除いて)


働く体制も、以前の派遣業の時の様に、電話で待機ではなく、週4~5と決まった日に

決まった時間で動けるので派遣とはまた、違うよさも味わい…

そして、アルバイトなのに、多い時には一月25万とかお給料がありました。

テレビ見て、菓子食べて…ピザのデリバリーをお昼に頼んでピザパも二人でしました(笑)

そんな自由がきく会社(笑) 派遣でも、そんなに稼げませんでした(;^ω^)


今まで働いてきた中で一番楽しい職場となり、仕事のスキルも事務職も確実にUPしました。

営業も、ほぼほぼ葬儀経験が長いので、得に質問されても困る事なくスムーズにクリア出来ました。

ただ、めちゃ忙しい時に、電話も鳴るし、来客もあるし、親族も来るし、供花の手配も準備もしないといけない時は、頭と身体フル回転させなきゃなりませんでした。←普段休止状態なので(笑)

でも、自分の仕事が多いって事は自分でしなければいけないと言う事なので責任感もありました。

以前は、母の後ろ盾があったりしたので、仕事もなかなか自ら前に出て活躍するわけでもなく…


ただ、水卜アナ似の子と相性があまり良くなくて悩んだ時もありましたが…

葬祭業は未経験の彼女なのですが頑固で自分の独自のやり方に、こだわりがあったので経験者の私にとってなかなか厄介でした(;^ω^)


そうして1年が過ぎる頃、二人以外に新しい、コネで女の子が入って来ました。

みかけは…お姉ギャルでした(笑)つけまつげは2重でメイクが濃い!濃い!

心の声
心の中で私は呟いた…おくやみやで?ケバ!

しかし、以外にも仕事を覚えようと頑張っていたし、この子とは気が合った。

心の声
だが、この子がきっかけで葬儀業を引退する事になるとは、この時は思ってもみなかった。


史上最強のお局さん

私の働く、会館以外にも社長の所有する葬儀会館があった。そこは大きく100人以上入るでかい会館

そちらにも通夜が入れば、出向くこともあった。

しかしそこには…史上稀に見る!最強のモンスターお局社員が居座っていた。

その方は、結婚していたが病気になり子宮全摘、生死を彷徨った過去があり闘病中に旦那に浮気されて捨てられ…離婚した経験があった。まさにその会館の城の主という感じ。男性社員もたじたじ(笑)

その後…この人の一言で私はこの会社を辞めるのであった


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おくりびとになって、16才の夏からー8年目。

次回…http://storys.jp/story/17896【誕生死編①】へ続きます。


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