元プログラマーの文章力0男がメディア連載を経て文章で生きられるようになった話

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ネットで堅苦しい文章を探し、どんな語尾を使っているか抽出した。

 

探せばいろんな語尾があると気づく。記事を書くときは、自分用にまとめた「語尾メモ」からそれっぽい語尾を選んで使った。「こんなやり方でいいのか?」と疑問を抱きながらも、なんとか語尾のワンパターンは解消された。

 

個性を消さなくてはいけない問題も、ひたすら事実の記載と読者への問いかけで乗りきった。「これはこういうことだ」「あなたはどう思う?」…これなら個性は出ない。

ただ、記事を書く退屈さは残った。

 

数ヶ月かけてなんとか問題を解決した後、ニュースサイトの連載には2つの楽しいことがあると気づく。

 

1つは、記事で紹介した商品の販売者からお礼のメールをもらえたこと。記事には商品に対する要望を少しばかり書いたため、「商品の改善に助かります」とメールをもらえた。まさか販売者からお礼を言われるなんて。驚きながらも嬉しかった。

 

もう1つの楽しみは、ニュースサイトにあるランキング。よく見られる記事順に表示され、1時間ごとに更新される。瞬間最高視聴率みたいなもので、青年の記事は毎回ランキングの10位以内に入った。それを見てニンマリするのが楽しみだった。

 

しかし、ランキングの1位はなかなか取れない。ニュースサイトではみんな似たような記事を書かないといけないため、他と差別化して1位をとるのは不可能だ。

 

…と思ったのは大間違いで、いつも上位をとるライターがいた。その人物と自分の違いを観察すれば、上位をとるコツが見えてきた。

コツをつかんだ青年はランキング1位を度々とれるようになる。このコツは本編で語ろう。

 

個性を出せない場所で、読まれる記事をどう書くか?

その方法を得られたことがニュースサイトの大きな収穫だった。

 

 * * *

 

ニュースサイトに無味乾燥な記事を週刊連載するのも慣れた頃。

「別のメディアにも連載しない?(笑)」

「はいぃ!?」

 

上司と何度目かの同じやり取りをした後、今度はエンタメ系サイトに連載することになった。

これで記事を書く先は、自社サイト、ニュースサイト、エンタメ系サイトの3つ。正直、ちょっと売れっ子みたいな感じでいい気になった。

 

それも束の間、エンタメ系サイトの試練が立ちはだかる。

 

エンタメ系サイトは、その名のとおり「人を楽しませること」が任務。個性を消すニュースサイトとは真逆で、筆者の個性を思いきり出せる場だった。

 

ニュースサイトの書き方に慣れてしまったこともあるが、そもそも面白い記事の書き方なんて知らなかった青年は、もちろん連載に苦労した。

 

毎週編集部から閲覧数トップ10の記事が報告される。そこに青年の記事は無い。

今までに培った読みやすい・わかりやすい文章力では勝負にならない、ハイレベルな戦場。

 

ニュースサイトのときに習得した上位を取るコツは使えない。ニュースサイトでは青年の判断に任されていた部分がエンタメ系サイトでは編集部の担当だったためだ。

 

青年はもがいた。

どうすれば、面白い文章を書けるのか。

どうすれば、人を楽しませられるのか。

そもそも、狙って面白い文章は書けるのか。

 

毎週全力で記事を書いた。

しかし、ツイッターで記事をつぶやいてくれる読者は、いつもほんの10人前後。

エンタメ系サイトの巨大さからすれば、とてもちっぽけな数値だ。

他のライターの記事は100人以上につぶやかれることもあり、自分の無力さを痛感した。

 

エンタメ系サイトでは2年以上連載した。が、最後までツイッターで大きく広まる記事は書けなかった。

 

…たった1記事を除いて。

 

たった1度だけ編集部にお願いし、心から書きたい記事を思いきり書いたことがある。いつも1〜2時間で書く文字数を、20分で書き上げた。それほどノリノリだった。

 

結果、その記事は300人以上にツイッターでつぶやかれた。あまりの拡散ぶりに編集部と青年はびっくらこいた。

 

記事の閲覧数ランキングでも初めて10位以内に入った。その感動は計り知れない。

 

これまでと比べて30倍以上の反応をもらえた記事の違いは2つあった。

1つは、ニュースサイトでやった上位を取るコツと同じ。編集部にお願いしたかいがあった。

 

もう1つの違いは、気持ち。

編集部から依頼されたものとは違うジャンルの記事ネタを自ら選び、書かせてもらった。それはどうしても書きたいネタで、なかば趣味が混ざっていたように思う。

その分、これまでの記事では決して書けなかったウキウキワクワク感が記事からあふれ出た。その楽しさが読者にも伝わったのだろう。

 

このエンタメ系サイトの経験は、青年に「楽しく書くこと」の重要性を気づかせた。

自分が楽しまないと読者も楽しめない。

筆者の気持ちは読者に伝わるのだ。

 

文章力0だった青年は文章で生きていく

しばらくサイト運営の仕事をこなした後、青年は退職し、各メディアの連載も辞めた。

その後、縁あってアフィリエイトに出会い、自力で稼ぐ力を身につけた。

 

アフィリエイトの楽しさを伝えるブログも始め、最初の数ヶ月は怪しまれて読者がつかなかったものの、読者を第一に考えるこれまでの経験が活き、数年後の今では懇親会を開くと集まってくれる人たちがいる。前向きな会話が飛び交う懇親会はとても居心地がよく、素敵な場所。

 

アフィリエイトのやり方を一対一で教える仕事も始めた。多くの初心者の悩みは、過去の自分と同じ、記事の書き方だった。記事の1行目から頭を抱えたペーペーの頃の自分と姿を重ね、懐かしく思いながら、今日も文章の添削依頼に応える。

 

「まるで赤●ン先生みたい」

文章添削を受けた人から届く喜びの声に、青年はがむしゃらに記事を書き続けた過去の自分を褒めちぎりたくなった。

 

かつて文章力0だった青年は、いま文章で人を喜ばせている。

 

 * * *

 

長い長い「まえがき」をお読みいただき、ありがとうございます。

説明は不要と思いますが、この話の「青年」は私です。

 

文章力0からもがいて、メディア連載へ至った2年。

教える側に立ち、文章に自信のない人たちに記事の書き方を教えた3年。

 

計5年間で「記事執筆」について私が学んだことをまとめたものが、本教材「文才ゼロから始めるWeb記事執筆術(略して、才ゼロ)」です。

 

記事(文章)の書き方に悩む方は多いですね。アフィリエイトに挑戦するほぼ全員が記事執筆で手が止まってしまいます(アフィリエイトをしなくても、記事の書き方で悩む方は多いです)。

 

記事執筆に悩むのは、昔の私も、いま私に学ぶコンサル生も同じ。

 

「これは一度、記事の書き方をちゃんと解説したほうが学びやすいな…」

と思ったことが本教材を執筆するきっかけでした。

 

1ヶ月くらいで完成するだろう、と思った当初の予想は大きく外れ、記事執筆初心者のために具体例を多く入れたらページ数が増える増える…!

ついには、600ページを越えてしまいました。本屋に並ぶブアツイ本と同じくらいです。

 

しかし、そのぶんわかりやすい教材に仕上がったと自負します。

 

あなたは私の5年のノウハウをたった数時間で知ることができます。

基本的な記事の書き方、記事ネタ選定、情報発信者としての心構え…思いつく限りのことはここに込めました。

 

自分の言いたいことがするっと出てくる、自分の伝えたいことがすんなり伝わることは楽しいものです。あなたが「文章」という一生モノの武器を軽々と振り回せるよう、応援しています。

 

本教材で学び、ぜひ読者が喜ぶ記事を書いてください。

「読者からコメントをもらえた!」「訪問者が増えた!」と喜びの声をいただけたら、私もライター冥利に尽きます。

 

それでは、お互い楽しく記事を書きましょう!

 

「文才ゼロから始めるWeb記事執筆術」1章「まえがき」より抜粋

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