絶対的自己否定だった私。ある人の一言で、「私でも◎◎になれるかも・・・」と思い、◎◎が芽生え、人生に希望が見え、劇的に人生が変化した話。

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それでも、

24歳になると、

「摂食障害」は克服し、

社会に出て、働いていた。

本当に自分でもよく分からないうちに

摂食障害ではなくなり、

「社会人」として、

見られる年齢になっていた。

  

  

おそらく、

周囲からは、

社会に適応し、働いているように見えるのだろうが、

学生だろうが、社会人だろうが、

摂食障害だろうが、なかろうが。。。

ずっと、共通していたことは、

私にとって、常によく分からない世界が目の前に広がっており、

自分の中には、「真っ暗なドーム」のイメージが付きまとっていた。

  

 

だからだろうか? 

周囲の人間が笑っていると、

浅はかに見えた。

そのくだらいことの何がおもしろいのかわからず、

いつも他人を否定し、理解ができず、

どんな風に会話をしたら、

「楽しい」とか「嬉しい」と感じられて、

「笑って」会話が出来るのか全然わからず、

いつも、

頭が混乱していた。

そして、その「真っ暗なドーム」に閉じこもった。

    


みんな、こころの底から

楽しんだこと嬉しいって思ったことも

笑ったこともないのに、

どうして「人が好き」とか「人と話すのが楽しい」とか言って、

嘘笑いして・・・

なんで、

そんな嘘をみんな言っているし、やっているんだろう?って、

ずっと、思い込んでいた。

  

  

そんな状態だからだろう。

人と話せば、

「あなたっていつも上から目線で怖い」

「なんでそんなに否定してくるの?」

「あなたのその状態は誰もついていけないよ」 

「考えすぎだよ」

「何を考えているのか分からない」 

「あなたのそれは間違っている」

    

   

物ごごろついたときから、

そうやって、周囲に言われてきた。

本当に私には、そんなつもりはないのに、

そうやって受け取られてしまうことが定期的に起こる。

そんなつもりはないと、

ことばで相手に伝えても、

それすら相手に伝わらない。

 


ことあるごとにそういう状況が続いていた。



私こころの声
私は、頭がおかしいのだろうか?



ずっと、そう思っていた。



そして、

私に理解できるよう、

どうしたら、その状態を改善できるのか?

という答えは誰もくれず、



頭ごなしに

「あなたのその状態がだめ!!!」

ずっと、そう言われ続けているようだった。

  

  

それでも、

自分なりに、工夫をしたり、

良さそうなセミナー等に出かけ、

駆けずり回るように2年くらいありとあらゆる

コミュニケーション方法や、こころや人に関する手法を見境なく勉強した。

    


その結果、

周囲から、

「最近変わったね」とか

「少し話しやすくなったね!」

と言われることはあった。



だけど、

ちっとも嬉しくないし、腑に落ちない。

確かに、

いろいろ、勉強する前は、

私はとても頑固で、

モノの見方が偏っていたのだな。という事は、

なんとなくわかった。



だから、

自分勝手な決めつけや思い込みで、

人と話さないように、

気をつけていた。

  

  

それも、

確かに周囲からしたら、

変化だろう。

だけど、

相変わらず、

「真っ暗なドーム」のイメージは、

そのまま自分の中に残っていたし、

そこに安心感を覚える気もした。


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