流産、胞状奇胎、そして再び妊娠す #7

前話: 流産、胞状奇胎、そして再び妊娠す #6

テルロンが大変な薬だったという話の前に仔兎を家に迎えたお話をしますね。胞状奇胎の手術が一月末と二月の初旬に終わり、癌等の恐れのある侵入奇胎などに発展しないかHCGの経過観察中、子供を作る事が禁止されているので、私が以前より育てたいと言っていた兎をそろそろ飼おうかと夫が言ってくれました。それで、三月の中旬過ぎに二月七日生まれの仔兎をお迎えをしました!二月七日は、去年人生初の妊娠で流産した子の予定日です。運命を感じてお迎えをしました。神経質ともいわれるネザーランドという種類の兎なのですが、なかなか大胆な所も併せ持つやんちゃな男の子で、まめきちと名付けました。


さて、テルロンというプロラクチンを下げる薬は慣れるまで副作用が結構強いらしいです。ネットでそんな噂を見つつびびりながら飲みました。最初、慣れるまでは一日に一錠、夜ご飯を食べた後の就寝前。というのも、副作用が寝てるうちに過ぎるようにという配慮の様です;個人差があるものなので、自分はどうだろうかなぁと思いつつ飲みました。因みに、私は今まで飲み薬で副作用が出た事がありませんでした。が、このテルロンに関しては副作用が出ました。


テルロンの副作用、吐き気の方もいるらしいですが、私の場合は頭が凄く痛かったです。痛みで夜中に目が覚める程でした。時間は早朝の四時くらいだったかな。その痛み方が風邪や肩こり等の偏頭痛とはまた違った痛みの様に感じたのは、ダイレクトに頭の真ん中辺りが痛かったからです。こんな場所が痛くなったの初めてです。脳下垂体に作用する薬だからでしょうね。恐らく、それがあると思われる場所が痛みます。そして次第に恐ろしくなりました。「こんなに痛い=凄く強い薬」という図式が出来上がって、私という個人を形成するだろう脳を薬で弄っているという感じがしたのです。

とはいえ、ネットでも書かれていましたがこれは次第に慣れる薬です。一週間くらいで慣れたという方が多かったのですが、例にもれず私もそうでした。でもあの脳に直接くる痛さは恐怖だったので、次の検診で先生に聞いてみる事にしました。

薬を使わずに何とかならないかなぁ…と。


先生は、「薬を使わなくても上手く行く可能性もあるけど、出来る限り上手く行く可能性を上げたいなら使った方がいいよ。また同じ思い(流産)を繰り返したくないでしょう?」と仰るので、私は心の中で唸りました。…確かに出来ればもう繰り返したくはない…。そういう訳で、当初の予定通りテルロンは朝と夜の一日二錠になったのでした。


所で、不妊の検査でひっかかったのはこのプロラクチンだけではなかったですね。血液が凝固しやすい体質かもという問題です。こちらは再検査の結果、問題ありませんでした。これ以上、薬が増えるのも嫌なので良かったです。


そしてこの頃に人生初のMRIもしましたね。MRIくらいで何を言っておると思われるかと思いますが、私は閉所が苦手で、人生初の事なので何やらとても恐ろしい気持ちでした。経験者にお話を伺うと、気持ちよくて眠っちゃったよ〜という強者もいらっしゃるのですが、どうも落ち着きません。こういう事を経験すると、大の大人が何の為に何をしているか分かっている上でこんなに恐怖を感じるのだから、病院で処置を受ける子供や動物が嫌がって泣き叫ぶのも無理はないなと小さい子たちの事を理解できた気がするのでした。


さて、このMRIの結果も問題ありませんでした。安心しました。ここで問題ありだと脳下垂体の癌!?って事になってきちゃうので…。こうなってくると、プロラクチンの値が高かったのはストレスか胃薬の可能性があるってことなのかな?ストレス…なんてないと思っていたけれど、案外あるのかしら;

いや、ストレスよりも気になるのは蕁麻疹の薬と一緒に処方されていた胃薬の方でしょうか。去年の春、初めて妊娠した時にやめて入るのですが、こういうのは体に蓄積されていくと聞きますし、もうかれこれ5年くらい飲み続けていましたから。しかしながら、痒みって本当に我慢しがたい症状なんですね。お腹の中にいる命を守る為という自分以外の命がかかっていなければ痒さを耐えるのは非常に苦しい事でした。痒みが酷くなる夜中は特にのたうちまわりながら耐えつつ、食べると痒みが酷くなる食べ物を避け、今はデトックスが終わったのか、疲れたり等すると痒みが出やすくはなりますが少し落ち着いています。まあ、兎にも角にも蕁麻疹の薬と一緒に去年の春まで私は胃薬を飲み続けていたのです。もしかしたら、これのせいでプロラクチンの値が高くなっているのかなぁ等と思うと、薬を飲んでいなければ、もしかしたらあの子は稽留流産などせず、妊娠を維持し産まれてきていたのかもしれないのか…?いや、分からない。それに下手な事は書けないですね。プロラクチンが高くなる可能性に胃薬があるというだけで誰もがそうなるとは言えないものですし…。しかしながら、私はもう嫌だなと思いました。こういった経験を通して、薬とは上手く付き合わないといけないなとより考える様になりました。


さて、いつになったらHCGが0になるのやら…いつになったら赤ちゃんに巡り会えるのか…巡り会える事はあるのだろうか…一ヶ月に一度のHCGの経過観察は続きます。

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