9月11日に寄せて

2001年のあの日、世界貿易センタービルの映像を、
私は行きつけの飲み屋で同僚と一緒に見ました。

あの日も、大勢の同僚が米国本社へと出張していました。
結果としては、日本へのフライトがなかなか飛ばず、
アメリカで何日も足止めを食らったものの、
幸運にも、全員が無事で戻って来ました。

ただ、何日かすると、大学のゼミの同期から連絡が届きました。
うちのゼミは、金融、商社、外資系に就職する人が多いのですが、
あの日、世界貿易センタービル内にある同じ銀行のフロアには、
ゼミの先輩と後輩が、上司と部下として勤務していました。

一機目が突っ込み、異変に包まれたフロアで先輩は、
女性職員やポジションの低い社員から先に避難を始めさせ、
自分は、皆の避難を見届けてから退避することにしたそうです。

しかしながら、二度と先輩の姿が確認されることはなく、
先に避難するようにと指示を受けた後輩は生き残りました。

この惨事や判断について、私は何も述べるつもりはありませんが、
あの日、あの時、私の友人は見たそうです。

崩れ落ちたビルの上方へと、雲間から神々が降り立つ姿を。
惨事の原因や思惑は抜きにして、神々が降りて来たそうです。

そして、友人は感じたそうです。
そびえ立っていた、人が造りあげたビルが消えたからこそ、
神々が降りて来れたのだと、立ち入り禁止となった街の片隅で。

毎年、9月11日になると思い出します。
行きつけの飲み屋での映像を。
ゼミの先輩のことを。
そして、友達が見た光景を・・・

本日で、大震災から4半年、
今年は未曾有の水害で大変な地域が数多くあります。
平和で、当たり前の毎日が続くことを心から祈っています。

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