Bride of Japan 2015 National Lifestyle Tour vol.1 橋本有未

夏が名残り惜しくもある、清々しい秋晴れの土曜日のこと。



ファイナリストの仲間と、緑豊かな地、千葉県は香取郡神崎町にやって来ました。

日本の「里山」文化を世界に発信する交流サロン「TUBAKI HOUSE」の

オープニングイベントに参加するためです。


私たちはここで、「日本の農家」を経験させていただき、

伝統的な家族の在り方や暮らしの片鱗を経験してきました。

これが大変に貴重で、忘れられない一日になりました。


キビの入った甘酒に感動したあと、その材料となるキビの栽培に自然との「共生」を学び

お饅頭を作ってからのお茶会で「持て成し」を理解し、

雅楽と生け込みパフォーマンスに「美」と「優しさ」を感じ、

新米と発酵食品を頂く宴にて「豊穣」と「喜び」を噛みしめる


実は、途中の工程で、10か所も蚊に刺されてしまいました(笑)が、

日本古来から長い時間をかけて成されてきたものを、

これほど一気に体験できる機会があろうか、と貴重に思いましたし、

それゆえに、とても贅沢な気持ちになった一日でした。


豊かな自然の風景が広がる中、

片手にはカメラ、片手には日傘を必死に持つ私。

傍から見れば、場違いで滑稽だったかもしれません。


そんな私を関係者の皆様や、地元の皆様は気兼ねなく受け入れ、

様々なことを丁寧に教えてくださいました。


その時の穏やかで優しい笑顔が印象的で、目を閉じると今でも鮮明に思い出せます。

最後の挨拶では、温かい気持ちで溢れて、何故か涙が出そうになりました。


帰りの電車でも、ファイナリストの皆と、一日の出来事を話しながら帰りましたが、

帰宅後もしばらくの間は、歴史や未来のことに色々な想いが及んで、興奮が冷めませんでした。






ところで、後から気付いたのですが、今回の経験を通して、

「得難いものを得る厳しさ」も、学んでこれたのではないかと思います。


皆が「良い、美しい、素晴らしい」と「思う、感じる」ものは、

人が人を想いながら錬成された時間と空間が生み出しているのではないか、

という気付きがあったからです。


また、そうしたことは、自然や摂理を深く理解し、自分を律して努力してこそ、

生み出せるのではないかと考えるに至りました。




都会での毎日の暮らしは、様々なものごとに溢れていて、

埋もれないように一生懸命暮らしてきましたが、

そんな毎日を見直して、この日経験した「得難いもの」を心に刻み、

如何に伝えていけるようになれるでしょうか。




私はモデル活動を通して、「得難いもの」の素晴らしさを

「これからの価値」としても表現、発信できるようになりたい、と

心躍らせています。 




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