Bride of Japan 2015 National Lifestyle Tour vol.1 渡辺 晴美

今週の土曜日は、楽しみに待っている

みんなとのNational Lifestyle ツアーの第一弾。


神崎町。


どこだろう…。電車検索したところ、2時間半の所要時間。


隣の千葉県なのに遠いこと、地名に「神」という字がはいっていて、

純粋にかっこいいな、と思ったのが最初の印象。


当日は、久しぶりの快晴。



駅まで迎えにきてくださった椿さんたちの笑顔は、

自然が広がる背景の中にとても馴染んでいて、親近感もすぐわいた。


田んぼや、畑が広がる道を車で走りながら、

みんなで遠足に来れた懐かしいような気分になり、

そんな環境にいる自分が嬉しくてなんだか涙がでそうだった。


到着したTSUBAKIハウスでは、全ての人がポリシーを持って働いていた。


雑穀米のドリンク、新米でつくったおにぎり、

野菜本来の自然な色をしたお漬け物…健康的でホッとする食事の数々。


お皿は、昨日切ってきたばかりという竹を使っていて、

存在感もデザインも色も、既製品より輝いていて自然の持つ力にハッとさせられた。


畳の上で、仲良い人や、初めましての人ともワイワイ話をしながらゆっくり食事するのは、いつぶりだろう…。

畳の上での、安心感や開放感を久しぶりに味わった。


最近、マンションでも和室の部屋が一部屋は欲しい、

という人が増えているらしいが、改めて納得。


和室の部屋で生活していたら、

普段から全然違う力強い生き方ができるのではないかと思えるくらい、畳パワーを感じた。


山の上で、開墾したという畑も見学。


山の上の畑に着くまでに、想像もしていなかった急な山道、

都会では見たことのない大きな虫、道なき道…を経験する。


決して甘くないその道を毎日通い、自ら開墾し、

自分の目的を叶えている、そのたくましさに脱帽した。


農業をするにあたり、自然の理にかなったことをするということ。

昔の人は、それを自然と分かっていたということ…。


日々、東京で都会の生活、オフィスでの会社生活をしてるわたしは、そういった人間が常に自然に感謝しなくてはいけない気持ちや、自然から学び人間本来が持つ勘や知恵などから、だいぶ離れて生活してしまっていることに気づかされた。


そして、椿さんから地元の神社の話や地元の風習などについても伺った。


地名の「神」の字が気になった最初の印象のとおり、土地の神様をとても大切にする気持ちが根付いていて、神様と自然と人間が共存していることを実感できる土地だった。



その後の、お茶会、生け込みパフォーマンス、雅楽の演奏では、一つ一つの動作がゆっくりで、優雅かつ凄みがあり惹きつけられた。


そういった姿をみながら、「日本文化は、一つ一つを丁寧に、一つ一つを大切にすること」なのだな、と自分なりに解釈もした。


椅子に座る生活ばかりで、久しぶりにした正座は、わたしの場合、だいぶ足がしびれ、周りで綺麗に座り続けている方々をみて、日本人の美しさの根本にはまず忍耐力が必要なんだと悟った。


忍耐があっての美だからこそ、心を打つ力があるのだと思う。





今の自分や自分の生活を改めて顧みることができたとともに、日本文化は美しく品がある…そしてなによりあたたかい!と痛感した1日だった。





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