Bride of Japan 2015 National Lifestyle Tour vol.1 佐々木瞳



日本の伝統・文化を学び、内面を磨く東京ビューティーキャンプ。

そのビューティーキャンプ1回目が先日開催されました。

場所は千葉県神崎町にある「TSUBAKI HOUSE」です。


この日は、「TSUBAKI HOUSE」オープニングイベントであり、そこに私たちファイナリストも参加させて頂きました。

このTSUBAKI HOUSEは、発酵の里こうざきの古民家を拠点として、地方創世、日本文化の発信、農業体験、衣・食・住の日本人の生活を通じて、日本の「里山」文化を世界に発信する交流サロンです。


神崎から車で15分ほどのところにあるTUBAKI HOUSEは、

森や田んぼといった緑に囲われていて、風が吹く度に、葉のにおいや虫の音が届いてくる、とても心地いい場所でした。この日は、太陽も顔を出していて、自然のもの全てをカラダ中で受け止めているような感覚になりました。

welcome drinkでは、玄米種を発酵させた「雑穀甘酒」を頂きました。あわやきびの歯ごたえもあり、酸味のきいた甘酒も甘すぎず、絶妙で、何度も飲みたくなる味でした。


その後向かった里山の散策では、実際にそのあわやきびなどの畑へ。

山奥を一から開墾し自然農法でつくっている畑に行くには、結構な山道を登らなければなりませんでした。

着いてみると雑草や虫駆除はあまりせず、そのまま。自然の恵みをうまく活用して育てられている様子を見ることができました。


そして午後は、お茶会、生け込みパフォーマンスに参加。

お茶会では、ゆっくりとお茶を味わいながら、また茶器に目を通してその一つ一つの絵柄や形の魅力などを人と意見を交わす姿に日本の本来の良さを実感しました。

忙しなく働く人が多い現代で、そのような目の前の小さな美しさをどうしても見落としてしまいがちな気がします。

昔の方々はそのような近くにあるものにも喜びを見い出していたのだなと改めて気付かされました。

そのような気付きを得られるのも、このコンテストのアクティビティの1つの魅力だと感じています。


また、最後には雅楽演奏家の田島和枝さんの雅楽を聞きながら、「石草流」の生け込みパフォーマンスを楽しみました。

石草流の名前の由来は、石は変わらないもの、草は変わっていくもの、この二つの融合であると、石草流華道家 家元跡継ぎの奥平清祥さんがお話くださいました。

「山里」をテーマにした生け花は、すべてTSUBAKI HOUSE周辺の神崎の草花を使った風が吹き抜けるような作品となりました。私も、流派は異なりますが、祖母が生け花をしていたため、何度か習ったことがあり、生け花の魅力に触れたことがあります。四季を感じさせてくれる花たちがとても愛おしく感じられましたし、花一つ一つの方向や葉の位置、空間の使い方だけで印象が大分変ることを感じました。

今回、皆さんの前で淡々と生ける奥平さんの姿に、凛とした日本人女性の魅力を感じましたし、生けられた作品も本当に素晴らしかったです。

一目見ただけで、「風が通り抜けたな」と感じられました。花や草が揺れたわけではないのに、風の導線を感じたのです。

とても感動しました。


1日という短い時間でしたが、「日本の本来のそのままの美しさ」を感じることができ、かなり濃厚な時間となりました。

参加させて頂いた、「TSUBAKI HOUSE」の皆さんに心から感謝致します。


ここまで濃縮した本来の日本を味わえる場所はそうそうないと思います。ぜひ多くの方に神崎、またTSUBAKI HOUSEに訪れて頂きたいと思いました。


そして私自身、ここで得た日本の本来の魅力、そして感じたことを忘れず、日本大会にも生かしていきたいと思います。




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