ぼく 43歳 東京生活に挑戦中 その1

 ぼくは 仕事もおわり いつも電車で家まで

帰っていたのですが なぜかその日は 岡山から出てきて1か月で 東日本大震災のことがあたまを  

よぎり 歩いて帰ったら どれくらいかかるのか 試すことにしました。

新宿区から杉並区 調べると 家まで いろいろ選択がありました 

甲州街道 方南通り 早稲田通り 靖国通り などなど 

とりあえず ぼくは 方南通りを歩くことにしました。 

歩き始めて 10分くらいたったころ 突然 空が雲で覆われて パラパラと 雨が 降ってきました

そして その状況も一転 ぼくは 日頃の行いが悪いせいか 滝行をすることになりました。

もう道に水がたまるわ 服はびちょびちょだわ 知らない町を 知らない道を 走った走った走りまくった。 


ぼく
はあはあはあ ふーーーーーーーーー

そして 知らないマンションの入り口に着いた。

ぼくが雨宿りをしていると 買い物袋を持ったおばあちゃんが 会釈をして入って行った。 

そんな中 カバンや服をタオルで拭いていると うしろから背中をたたかれた

ぼく
おおおおおおーーーーーー

おばあちゃん「これ、もっていきな もういらない傘だから 途中でどこかにすててもいいから

もっていきな」

なんと 知らないおばあちゃんが傘をくれたのだ。

ぼく
ありがとうございます

おばあちゃんは入って行った。

岡山から東京に出てきたばかりのぼくは 東京は冷たい人ばかりだ ひとりでしっかりいきにゃ

あかんとおもっていたのですが、このとき、まだまだ日本、捨てたもんじゃないなとおもい

このもらったやさしさというバトンをいただいたぼくは、まただれかに しっかりタッチして

この地球というグラウンドにリレーで一周して バトンがつながり また、おばあちゃんに

最高のバトンとなって戻れば幸いです。







                             

                            



                      







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