ずっと気になっていたニューヨークへ。思いつくまま、ノープランで行ってみた。
伝えると、へぇーってなことで、うれしそう。
お互いニュアンス違いで、似たようなギフト。
でも、なんだか、うれしいね。
さて。
「今日、どうするべー?」
マンハッタン、ここはNY。
野村さんの友達、コーヘー君がNYにいる。
野村さんも、浩平さんだけど、
もう一人の、コーヘー君はNY在住6年目。
私も一度会ったことがある。
写真家の男の子。
ブルックリンにいるコーヘー君に会いにいこう。
そうしよう。お昼を一緒に食べよう。
私たちは、携帯のLINEでコーヘー君と連絡をとる。
コーヘー君は、ランチの候補を3つくらいあげてくれた。
どこになにが、おいしいのかなんて、
てんで調べてこなかったので、大変ありがたい。
ブルックリンにあるベッドフォード駅に、
12時30分に待ち合わせすることになった。
軽く電車の乗り継ぎ方法を教わったものの、
ほぼ、野村さんに寄りかかった状態のママ、
地下鉄へとむかった。
すると。
ベッドフォードにいくはずの、Lトレインが止まっていた。
駅にいた人に話をきく。
「無料のバスが出てるから、それで行けるよ」とのこと。
じゃあバスで行こう。野村さんに提案した。
すると「ひとまず上に行って、タクシーをひろおう」と、野村さん。
そうかな? バスって案があるし、バスで行こうよ?
う〜ん。と、タクシー派の野村さん。
乗ったことがないNYのバスというのは、不安が多く、
私たちはタクシーをひろうことにした。
表に出てみるとタクシーがなかなかこない。
私はなかなかこない、タクシーにあせり、イライラしはじめ、
やっぱりバスで行けばよかったんじゃないか?
と思い始めた。
選択したことをそれでよかったのか、
迷うっていうのは、私のお決まりのパターン。
ああすればよかった、こうすればよかった、ってよく後悔する。
やっとのことで、野村さんが捕まえてくれたタクシーの中、
「一度選択したことを、後悔するのは、本当に意味がないことだよ」
と、神の一声。たしかにそうだ。
わたしたちは、バスの冒険をすることもできたけど、
こうしてタクシーで待ち合わせの目の前まで行くことだってできるんだから!
☆
おなかぺこぺこ。
待ち合わせ時間の1時間後、
ネットのつながるカフェにいくと、LINEにメールが来ていた。
「Lトレインが止まってるんだね。これは一時間はかかるとおもい、
一旦家に帰ってます。着いたら連絡ください」
NYのコーヘー君は、とても冷静。
私たちは、コーヘー君を待たせていなかったことにホッとし、
改めてメールした。
コーヘー君は、10分もしないうちに自転車で到着。
革ジャンにキャップ。
NYで会うコーヘー君は、
東京にいるときより、もっと堂々としているような感じがする。
3人になった私たちは、ブルックリンの街をぶらぶらと、ランチの場所を探した。
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