ずっと気になっていたニューヨークへ。思いつくまま、ノープランで行ってみた。

5 / 10 ページ


伝えると、へぇーってなことで、うれしそう。


お互いニュアンス違いで、似たようなギフト。


でも、なんだか、うれしいね。



さて。


「今日、どうするべー?」


マンハッタン、ここはNY。


野村さんの友達、コーヘー君がNYにいる。


野村さんも、浩平さんだけど、


もう一人の、コーヘー君はNY在住6年目。


私も一度会ったことがある。


写真家の男の子。


ブルックリンにいるコーヘー君に会いにいこう。


そうしよう。お昼を一緒に食べよう。


私たちは、携帯のLINEでコーヘー君と連絡をとる。


コーヘー君は、ランチの候補を3つくらいあげてくれた。


どこになにが、おいしいのかなんて、


てんで調べてこなかったので、大変ありがたい。


ブルックリンにあるベッドフォード駅に、


12時30分に待ち合わせすることになった。


軽く電車の乗り継ぎ方法を教わったものの、


ほぼ、野村さんに寄りかかった状態のママ、


地下鉄へとむかった。


すると。


ベッドフォードにいくはずの、Lトレインが止まっていた。


駅にいた人に話をきく。


「無料のバスが出てるから、それで行けるよ」とのこと。


じゃあバスで行こう。野村さんに提案した。


すると「ひとまず上に行って、タクシーをひろおう」と、野村さん。


そうかな? バスって案があるし、バスで行こうよ?


う〜ん。と、タクシー派の野村さん。


乗ったことがないNYのバスというのは、不安が多く、


私たちはタクシーをひろうことにした。


表に出てみるとタクシーがなかなかこない。


私はなかなかこない、タクシーにあせり、イライラしはじめ、


やっぱりバスで行けばよかったんじゃないか?


と思い始めた。


選択したことをそれでよかったのか、


迷うっていうのは、私のお決まりのパターン。


ああすればよかった、こうすればよかった、ってよく後悔する。


やっとのことで、野村さんが捕まえてくれたタクシーの中、


「一度選択したことを、後悔するのは、本当に意味がないことだよ」


と、神の一声。たしかにそうだ。


わたしたちは、バスの冒険をすることもできたけど、


こうしてタクシーで待ち合わせの目の前まで行くことだってできるんだから!






おなかぺこぺこ。


待ち合わせ時間の1時間後、


ネットのつながるカフェにいくと、LINEにメールが来ていた。


「Lトレインが止まってるんだね。これは一時間はかかるとおもい、


一旦家に帰ってます。着いたら連絡ください」


NYのコーヘー君は、とても冷静。


私たちは、コーヘー君を待たせていなかったことにホッとし、


改めてメールした。


コーヘー君は、10分もしないうちに自転車で到着。


革ジャンにキャップ。


NYで会うコーヘー君は、


東京にいるときより、もっと堂々としているような感じがする。


3人になった私たちは、ブルックリンの街をぶらぶらと、ランチの場所を探した。


ストーリーをお読みいただき、ありがとうございます。ご覧いただいているサイト「STORYS.JP」は、誰もが自分らしいストーリーを歩めるきっかけ作りを目指しています。もし今のあなたが人生でうまくいかないことがあれば、STORYS.JP編集部に相談してみませんか? 次のバナーから人生相談を無料でお申し込みいただけます。

著者のKurosawa Yukoさんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。