早稲田で仮面浪人してみたら、最低点+0.44点で京大に合格した話
夏休みはバイトと受験勉強の日々。バイトの時間以外は家に引きこもり勉強。
しかしもともとあまり家で勉強できない性質だったので、だらけてしまいなかなか勉強のリズムをつくることができない。
そう思い親に頼みこんで、後期からまたお茶の水の予備校に通わせてもらえることになりました。
バイトは楽しかったし特に辞める理由もなかったので、受験勉強の息抜きだと思って週2,3回くらいで受験本番の10日前まで続けました。バイトで稼いだお金は模試代、受験費、そして二次試験の京都への交通費と宿泊費に充てました。
予備校が始まった8月末から受験本番の2月末までのこの半年間は、今振り返ってみてもありえないくらい勉強しました。
毎朝6時前に起きて電車で予備校へ向かう。電車の中ではもちろん勉強。朝教室一番に着いて授業が始まる前に30分勉強。午前中4コマ授業を受けてから昼休みは10分でご飯食べ終えて残り50分は自習室で勉強。午後の授業2コマ終えたらバイトがある日は地元の駅にすぐ帰って17時から23時までバイト。バイトがない日は予備校の夜21時まで残って勉強して帰るという日々を続けました。
11月の模試ラッシュのシーズンがピークでした。
授業、模試、バイト。授業、模試、バイト。
やることが多すぎて大学を休んでまで受験をするという自分でやってることが本当に正しいことなのかわからなくなりました。病みました。親に愚痴りまくりました。けどぶれずに続けることができました。
ただただ京大に合格したかったから。
4.京大合格
秋の京大模試はA判定、センター試験もうまくいき、自分の頑張りが結果として形になっていたので自信をもって本番に臨むことができました。そして今年落ちたら人生終わるのはわかっていたけど、次こそは絶対受かるだろうっていう思い込みがどっかにありました。
そして本番終わったあとの手応えのなさと言ったら。絶対落ちたと思って合格発表まで再び引きこもりになって過ごしていました。
そして合格発表当日。なぜか夜行バスに乗って京都まで見に行く。
自分の番号あるかな・・・
あったー!!!
すぐ母親に電話したら仕事中だったのでこうメールが入ってました。
中学生のときから女手ひとつで育ててもらってなのに迷惑ばかりかけていたので、少しは親孝行できたかな。SNSで報告したら高校の友達、早稲田の友達、バイトの友達、みんなが自分の合格を祝福してくれました。ほんとたくさんの人に支えられていたと実感しました。
2ヶ月後に来た成績開示をみると最低点+0.44点差で合格。
人生こんなものかと思いました。
(成績開示の紙をなくしてしまったので、当時mixiで書いた日記から一部抜粋)
5. まとめ
いかがだったでしょうか?
高校卒業してから本当の大学生活をスタートさせるまで2年かかってしまいましたが、
特に最後の半年間は他に誰にも負けない努力をしたと思っています。
ありきたりな言葉だけど
努力は裏切らない
そして
目標のためなら環境のせいにせず、いかなる手段を取ってでも本気になって努力するべきだ
ということをこの長い受験生活で学びました。
頑張る理由なんて何でも良いと思います。
私はたまたま友人に会いに行った京都が気に入って住みたいと思っただけでした。
高校生のときにはまさか自分が京都に行くなんて夢にも思いませんでした。
5年後、10年後の未来なんて誰にもわかりません。
今いる環境に疑問をもったなら、すぐ環境を変えて努力するべきです。
環境を変えるのはすごくエネルギーの必要なことですが
環境を変えることが出来た人はそれだけのエネルギーを持った人なので
そのあと必ず目標を達成できると思います。
しかしその過程で失敗することもたくさんあるかもしれません。
そこからどれだけ反省し、どれだけ自分の力に変えることができるか。
その逆境を乗り越えたときにまたひと味違った自分に出会えるのではないかと思います。
そして何より
夢や目標に向かって頑張ってる人はかっこいい
これが私の思う所存です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
このSTORYを読んでなにか感じていただけたら嬉しいです。
よかったらシェアの方よろしくお願いします。
2015.12.23 山中 基弘
◎
仮面浪人ナビという仮面浪人に関する情報提供している団体にインタビューしていただいたときの記事です!こちらは主に受験生向けになっています。
受験の相談も随時受けつけているので、何かありましたらSNSの方からからメッセお願いします^^
◎あとがき
京都に住む夢が叶って始まった大学生活。
2回生の春休みにタイ・カンボジアに行ったのがキッカケで海外一人旅にはまった。
もっといろんな世界を見てみたい、世界一周しよう!
そして今年7月、世界一周の旅に出ることができた。
また夢がひとつ叶いました。
さぁ、次はなにをしようかな
あなたの親御さんの人生を雑誌にしませんか?
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