第三十一章 知らないと損をする

第三十一章

「知らないと損をする

   英語に「受験英語」「資格英語」「ネイティブ英語」がある日本の現状を憂えています。詳細はブログに書きましたし、Youtube にも投稿させてもらい反応はかなり大きかったです。硬い話にしてはね。

  なんで、こんなおかしなことになっているのでしょう。これを読んで下さっている方は whose って関係代名詞をご存知ですか?今の中学校の教科書からは消えています。ご存知でしたか? whom も教えない。 

  文科省や教科書会社の言い分は明快で

「現実に余り使われていない」

  ってこと。現場の教師はそのように教えている。

 しかし、本当にそうなのかな。もちろん、大学入試では出まくり。だから、高校に入学した途端に関係代名詞が増える。問題集や参考書も扱う。それどころか、ほとんど使われない(ネイティブの感想です) take it for granted that - や no less than と not less than の違いとか文法学者顔負けの暗記をさせられる。

 

 皆さんは山を「-座」と数えることは知ってみえますか?タンスは「-棹」。でも、多くの日本人は

「あそこに山がひとつある」

 と言います。タンスは一個でしょうか。文法学者が、

「それは正しくない」

 と言っても、誰も文法学者の言葉などに耳を貸さない。

 中学校の英語は、この耳を貸さない日本人のような方針で教える。高校では、文法学者が正しいと教える。ここに齟齬がある。生徒が混乱するのが当たり前なのです。中学校までは現実主義で教えられ、高校になったら文法主義。

 文科省、教科書会社、教育委員会!

「責任者は誰だ!いいかげんにしろ!!」

 と言いたい。

 

  これは、文科省がブレまくっているからだ。文法中心主義でいくのが、現実主義でいくのか。もちろん、現実主義でいくべきだと思う。京大を7回受けて得点開示して、

「京大の英語は現在使われている英語を評価する」

 と推測された(かなり確かです)。

 日本の教育界の「権威」が老害である可能性が高い。文科系の教授は、実験などで実証するのではなくて肩書きや権力で支えられている。だから、シェークスピアの時代のような英語を扱う参考書や問題集ができあがる。

私の立場は「下町ロケット」の社長より弱い零細塾の講師でしかない。文科省の大臣や役人が耳を貸すわけがない。いくら英検1級、通訳ガイドの国家試験、国連英検A級、ビジネス英検A級、京大二次試験8割でトップクラスと言っても、まったく負け犬の遠吠えほどの効果も及ぼせない。

 そして、中学生や高校生は混乱のまま置かれる。おかしな話だ。

   

  馳浩文科大臣は専修大学文学部国文学科卒のもとプロレスラー。私はこの方より英語に詳しい自信がある。しかし、今の日本は、四日市高校に落ちた先生が四日市高校受験生を指導し、英検2級の先生が1級や準1級の生徒を指導し、京大を落ちた先生が京大受験生を指導している。

  格下のものが、格上のものを指導できるのでしょうか。全くおかしな社会が出来上がっている。

  だから、私の優秀な塾生の子たちが

「あの先生は頭がおかしい」

 と判断して、授業など聞いていないのは当たり前なのだ。内職をしている。道徳的に正しい行為と信じて、教師の指導どおりに宿題ばかりやっている子に未来はない。善良なのに気の毒だ。

  放置できないと思うけれど、私には権力も発言力もない。

  

  私の塾には、地元中学のトップクラスの子、四高や桑高のトップクラスの子が多く通ってもらっている。彼ら、彼女らは家業が医者とか保護者がプッシュして(犠牲も払って)息子さんや娘さんを旧帝や国立大の医学部に入れるため頑張ってみえる。

  真剣なのだ。この自分の将来を賭けた戦いの舞台は「公平」で「ハイレベル」であって欲しい。

 先の whose や whom は北勢中学校では習わなくても、隣の藤原中学校では教えている。北勢中学校の生徒は

「教科書にないから覚えなくていい!」 

 と本気で考えている。気の毒だ。私立高校では出題される可能性も高いのに。そんな頼りない教師たちの言うことに振り回されている。北勢中学校では去年も今年も、四日市高校に合格者は1名。規模の小さい藤原中学校は去年も今年も6名も合格している。

 

受験はシンプルに考えられる子が勝つ。どれだけ能率的に勉強できるか否か。その一点に全ての知恵と時間とエネルギーを注げた子が合格する。

著者のキョウダイ セブンさんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。