超内気な性格から、10日で人気者へと変わるその方法は○○
毎日大きな声を出す訓練をすることでもなく、
毎日50メートルダッシュすることでもなく、
バンジージャンプすることでもない。
☆彡1、超内気な9歳の女の子
私は、今でこそ初対面だろうが誰だろうが、気軽に話しかけることができるのだけれど、
9歳までは、超が100個つくくらい内気な女の子だった。
自分から話しかけるなんて、
話しかけられても、
ま、そんなレベルだったわけで。
クラスでも、じみ~な目だたないタイプ。
聞きたいことがあっても、「ここで話しかけていいだろうか」と、もじもじしてしまう。
人気女子たちのにぎやかさを、自分とは関係ない世界のように、端っこから見ていた。
そんな私に、転機がやってきたのは、10歳になった時だった。
☆彡2、転校
父が、勤めていた会社を辞め、フランチャイズ系の仕事をやることになった。
それに伴って、家族で引っ越す。
そして、転校。
これまでいたところは、観光地だったけれど僻地で人口が少なく、1学年1クラスだった。
幼稚園の頃から小学2年まで、ずっと同じクラスメート。
それが、いきなり大きな小学校に転校になった。
当時、5段階評価の4くらいが平均だったから、ものすごく優秀というのは、先生のリップサービスだ。
ところが、子供というのは単純で、その頃、その学校では転校生が珍しかったこともあり、
私は一躍注目の的となったのである。
やたら、話しかけられ、やたら、誘われまくったのである。
みんなが、人気者に話しかけるように、毎日話しかけてくる。
みんなが、人気者を誘うように、毎日遊びに誘ってくる。
そうすると、だんだん、私のなかで、それが当然のようになってくるのである。
超内気だった少女は、
10日もすると、人気者のように答えるようになるのである。
遊びに誘ってきたのは、女子だけじゃない。
男子も毎日誘ってきた。
かくして、転校して10日もたつと、超内気だった女の子は、
6,7人の男子を引き連れ、毎日外を駆け回るようになっていたのである。
☆彡3、人の性格は、○○が決める
あるグループを、看守と囚人の役に分けると、
ごく普通の人が、看守の役をやっているうちに、残忍な性質が出てくる。
一方、囚人の役をやっている人たちは、卑屈になっていく。
という心理学の実験がある。
人間の表に現れている性格というのは、その状況で周りから与えられた役をやっているだけ。
というのが、あんがいほんとのところじゃないかと思う。
人というのは、けっこう多彩で、いろんな性質を持っている。
だから、同じ人間でも、家族の中にいればわがままだったりするのに、学校にいくとおとなしい、水泳教室に行くと活発、などということは、いくらでもある。
「超内気な性格から人気者へと変わるその方法は」
リーダーになりたかったら、リーダー役を引き受けることだ。
最初はうまくいかなくても、そのうちリーダーになっていく。
「場」「役割」というのは、そのくらい人に影響を与えるものなのだ。
もちろん、人によって個性があるから、その人らしいリーダーになっていくことが、
自分を生かしていくことになる。
それでもリーダーになれなかったら、それは弱みなのだろう。
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