第四十九章 少林寺拳法が好き
第四十九章
「少林寺拳法がすき」
二段をとってから30年以上練習を続けている。
最も激しい戦いは命のやり取りだろう。無い方がいい。しかし、アジアの国がほとんど欧米列強の植民地になる中、明治維新が比較的うまくいって独立を保ち得たのは武士の存在ではないだろうか。命がけの覚悟があった。
私は第二次世界大戦の敗戦後に奇跡の経済成長を行ったのは、復員してきた軍人たちだと思っている。命がけの戦いの中で生まれた猛烈な戦闘力が貢献したのではないかと考えている。
そこまで激しくなくても、蹴っても殴っても構わない少林寺拳法の試合も厳しい。防具をつけてもパンチでKOされた子もいた。相手の身長が自分より高いとか、体重が重いとか不平を言っていたら痛い目にあう。 とりあえず、勝つための方法を考える必要がある。
受験も同じことだ。
「あいつの家は金持ちで塾にも行けるし、豪華ホテルで合宿勉強もできる」
などと嘆いても何も始まらない。とりあえず、勝つための方法を考えるしかない。エール出版の「合格体験記」や、和田秀樹さんの「新・受験技法」などを参考にして、私のように比較的安価で添削を引き受ける人を利用することだ。
命がけの時に、
「彼女とのデートが大切」「生徒会活動が重要」「クラブ活動が命より優先」
と言う人がいるだろうか。殆どの人は、やるべきことが分かっている。合格した子たちが、どんな覚悟で何をしたか情報を得るのは難しくない。問題は、
「分かっているのに、やらない」
あるいは、
「やれない」
ことに問題があるだけ。簡単に言うと、意思が弱い。怠け者。そんな子に「合格」の栄光はやってこない。
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