ほぼニート女がゾウに乗りたくてタイに1週間ひとり旅した話。 ~水かけ祭りと、ニセ韓国人と、ときどきマフィア~ 【その2:タイ入国】

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前編: ほぼニート女がゾウに乗りたくてタイに1週間ひとり旅した話。 ~水かけ祭りと、ニセ韓国人と、ときどきマフィア~ 【その1:ニートからの卒業】
後編: ほぼニート女がゾウに乗りたくてタイに1週間ひとり旅した話。 ~水かけ祭りと、ニセ韓国人と、ときどきマフィア~ 【その3:はじめての屋台】

タイ スワンナプーム国際空港に上陸!


 お昼すぎに成田を出発して、夕方ごろタイに到着した。

移動中は爆音で音楽を聞きながら寝ていてほとんど記憶がなかった。

機内食を食べたのかも覚えていないくらい疲れていた。


むしろ目を開けたらタイにいた。


初めて吸うタイの空気は柔軟剤のような甘い香りがした。

空港はとてもきれいで紫のカラーが鮮やかだった。


入国の続きを済ませてゲートを出ると、ロビーで誰かを待っているのだろうか。

たくさんの人がいた。しかしいつもと雰囲気が違う。このざわざわする感じ。怖い。


現地風の人たちの観光客を見るギラギラした視線がこちらに降り注いだ。


「ほほ笑みの国タイ」なんて言われているが、

ここではだれもほほ笑んでいなかった。


わたし
(観光客ってばれたらカモられるじゃん)


派手な格好はダメだ。と気付いたときは遅かった。

その時の私の姿は原色カラーをふんだんに使い、

おしゃれのルールを無視した8色使いファッションだった。


以前日本で同じ格好をしていて友達に「パチンコ屋の看板かよ」と

つっこまれていたのを忘れていた。


誰にも声を掛けられないように願いつつタクシー乗り場まで急いだ。

時間は7時を過ぎていて外は夜になっていた。


タクシーに乗り込んで初日だけ予約したホテルに向かった。

あたりは日も落ち、街灯のオレンジ色の光と車のライトだけが夜道を照らしていく。


わたし
ホテルの住所と地図を見せたけど本当に連れて行ってくれるのだろうか。(ガクブル


森の奥に捨てられてしまうのではないか。

殺られるまえに、殺るしかないのか…。

リュックを強く抱きしめながら、そんなことばかり考えていた。

タクシーの乗車時間に比例するように人間不信は深まっていく…。

みんなの読んで良かった!