わたしがいる世界と、あなたがいる世界

わたしがいると思っている世界は、

本当にあるのだろうか。

 

短大生の頃、哲学の教授の個人指導(先生が申し出てくれた)で、

『荘子』を読むように言われたことがあった。

荘子の説話として有名な「胡蝶の夢」が印象的だった。


夢の中で、自分が蝶としてひらひらと飛んでいて、目覚める。

で、荘子は思うのだ。

はたして、自分は蝶になった夢を見ていたのか、

今の自分が、蝶が見ている夢なのか。


これを、ばかばかしい考えだと、あなたは思うだろうか。

でもどうして、ばかばかしいと思えるのか。



どちらが本当かなんて、わたしが判断できるだろうか。

わたしがいる世界は、実はとても不確かなのだ。



映画『マトリックス』にも通じる話だと思うけれど、

今自分が生きているように思っている世界が、本当に実在しているかどうか、

わたしには確認できない。


わたしは、この宇宙を、全部確認できない。


わたしがわかるのは、

わたしが見ているもの、

わたしが聞いているもの、

わたしが触っているもの、

わたしが味わっているもの、

わたしが嗅いでいるもの、


五感で確認できるもの。


そして、

なんとなく「そんな気がする」と感じているもの。

これは、無意識が受け取っているものを、なんとなく感じているのかもしれない。


わたしは、わたしが感じとれるものしか、つかめない。

わたしにとって、わたしの世界のすべては、わたしが感じとっているものだ。


そして、

あなたの世界は、あなたの世界が展開されている。


わたしは、わたしの世界だけで生きたくはない。

あなたの世界と、交わってみると、何が生まれるのだろう。

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