第六十一章 ニッチ商法で、ガッチリ!

第六十一章

「ニッチ商法で、ガッチリ!」

  ファミレスに行けば、和食、中華、洋食、なんでも揃う。しかし、味はどれもイマイチ。やはり、ラーメンならラーメン専門店の方がウマイ。

「そんなことは当たり前だ!」

  と言われそうだが、予備校・塾業界にはその当たり前の存在がいない。自分で始めて分かった。大規模塾はファミレスと同じで、AランクからBランク、Cランク、Dランク、Eランクまで学力がどんな状態の生徒も受け入れるわけだ。

  しかし、やはり和食とフレンチの料理人を兼ねることは無理があるのだ。私が「京都大学」という1校に的をしぼって、

  • 京大を7回受け、

  • Z会の「京大即応」を8年間やり

  • 河合、駿台の「京大模試」を10回受け、

  • センター試験を10回受け、

  • 徹底的に研究して指導したら、京大の合格者が続出した。ビックリ。京大医学部、阪大医学部、名大医学部、三重大医学部などの合格者が現れた。ネットにこの事実を公開したら、アッという間に情報が広がった。

    アメブロの「受験生」ランキングで1位となり、Youtube では2万回、3万回の動画再生となった。申し込みが殺到し高校通塾生は満席になっている。需要があった。

    大規模校は、どの大学を志望する学生も指導できるファミレス型の講師を歓迎する。京都大学専用の講師を育成してしまったら、他のクラスを担当できなくなる。でも、私のような個人塾の講師はそれが可能だ。ネット社会がやってきて、北海道から九州まで申し込みがあればビジネスとして成立する。

     新しい時代、ニッチの時代なのだ。バンザイ!

    「どうやって、京大の数学で7割も解けるようになったの?」

    よく尋ねられる質問。答えは

    「オジリナル、チェック&リピート、1対1、赤本をそれぞれ2周やったよ」

     です。「京大数学」で検索してもらったら、Youtube とか、ブログとかで、もっと詳しく情報提供しています。が、実行するのは簡単ではない。

    「賢い子たちの目は厳しい」

     ので、生徒の方が満足できる授業、質疑応答、添削をしなかったら脱落ではなく逃

    学年で1番とか、旧帝を志望する子が解けないような問題はすべて難問。即答するためには、京大の上位合格レベルの学力でも足りないくらいだ。また、それに類した問題を用意するのも楽ではない。

    学校の教師に質問すると

    「次回までに考えておく」

     とごまかされるそうだ。河合塾のチューター(名大生のアルバイト)くらいではほとんど答えてもらえない。だから、サッサとやめてくる。理系女子は、実にコワイ相手なのだ。

    放物線y=x^2-1が直線y=ax+bとy>0の範囲で相異なる2つの共有点をもつとする。このような(a,b)の範囲を図示せよ。

      このような問題がでたら、Aくんは

    「交点のx座標をα、βと置いてy座標が正の条件から、和と積が正であり、判別式 で解の存在を明らかにしては?あとは解と係数の関係で処理する」

     と言うかもしれない。Bさんは、

    「それより、放物線は固定されているのだからx軸上の定義域を決めておいて連立方程式でできる放物線の解の配置として解いた方が速くない?」

     と言うかもしれない。つまり、軸条件、判別式、端点の確認だ。

     どちらで解いても答えは、同じになる。ただ、どちらの方が計算量が少なくて早く処理できるか。もし、解き方が分からず、マゴマゴしたら次回からクラスは空っぽ。そんな現実がある。判断を誤ると

    「この先生ダメだ・・・・」

      となってしまう。悪評をばら撒かれて塾は終わる。毎回そういう真剣勝負。しかし、期待どおりの指導を行うと

    「あの先生はスゴイ!」

     となる。自分が四日市高校の20番くらいの生徒(京都大学合格レベル)は

    「あの先生は、京大楽勝。成績開示は本物だ!」

     と納得してもらえる。これが、当塾の合格率が高い理由、および指導ノウハウだ。秘密にする必要がない。

      私の塾の理系女子は、怠け者の男子が学校で下らない質問をする時は黙って内職をしている。役に立たない授業や、自習がある日は仮病で休む。家で勉強している方が能率が上がる。

      彼女たちは勉強では愚痴らないが、異性の話になると

    「ロクな男子がいない。私は一生結婚できそうにない」

     と言う。一応、ロマンスを期待しているようだが中身がスッカラカンの男はダメだと言う。英語の並び替えの問題で、

     Get to up is early for good health our.  

     と答えた生徒がいた。これは間違いだが、優秀な女子の目には「意味を考えていない」「文法を勉強していない」「怠けもの」「実に非論理的」「小学生にも負ける」と見える。つまり、スッカラカン。

      私は塾講師だから、どんなレベルの子でも質問が出たら答える。しかし、こういう子に限って

    「絶対に桑高に行きたい!」

      と夢のようなことを言って私を困らせる。ちょうど、学校で

    「勉強だけじゃないよ」

      式の指導が行われているから、それに乗っかったりする。

      ところが、私がどんなに頑張っても銀行に行けば

    「オタクら小さな個人塾はみんな負け組みなんだよ!」

     と罵られ、もと奥さんからは

    「あなたは仕事と私とどっちが大切なのよ?!」

     と罵倒されバツイチになり、こうして合格実績を発表しても

    「どうせ、ウソだろう!」

     と信用してもらえない。スッカラカンの生徒から

    「オレ様はあのでっかいビルの塾に通うつもりだ。バイバイ」

     と言われる。

    卑劣な同業者からは間断なく嫌がらせのイタズラ電話やいたずらメール。そういう中で、私を信用してくれるのは優秀な塾生の子たちだけ。彼らがいなかったら私はダメになっていた。A子ちゃんだけではない。

      そういう子たちの熱い思いがなかったら、私は京大を7回も受けなかった。英検1級、通訳ガイド、国連英検A級など受けなかった。スタンドプレイと言いたい奴は言え。私には関係ない。私は負けない。何があっても負けない。こどもたちに恥じない父親になりたいのだ。

      どんなに踏みつけられても数字はウソをつかない。賢い子はブレずに数字だけを見ている。だから、私は事実と数字だけにこだわるのだ。

     今までも、これからも。

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