タコパから学んだ4つのこと

大学から徒歩2分という立地を生かして、もっともっと友達を増やすためにタコ焼きパーティーを開催した。そこから見えてきた大切なこととは?

インターン先の社長からしばしば言われるのが「知り合いの母数を増やして、面白い人を捕まえろ」ということである。確かに50000人もいる早稲田大学にどれだけの友達がいるのか、実際に数えたことはないが、そんなに多い方ではないと思う。そこで大学から徒歩2分の所に自宅があるという強みを生かして、タコパを開催することに至った。

開催すると決めたら明日にでも開催したいという性格である僕は、友達の都合も考慮して3日後に設定し、先輩に話を持ち掛け、二人で集客をした。意外とメンバー集めは上手くいき、気づけば10人を超えていた。しかし、この集客で一つ大きなミスを犯してしまったのだ....

先輩から言われたのは、他大の友達を連れて来て欲しいということ、逆に僕は先輩に対して、面白い人を連れて来てと言った。実際、僕は東大の友達に話を持ち掛け、その東大の友達が東大の子を呼ぶという戦法で2人の東大生を確保した。しかし、先輩への指示が甘かったのか、彼が呼んだ人の中で初対面の人は8人中の2人だった。これではせっかくタコパを開いても12人のうちの3人(早稲田2人、東大1人)しか友達が増えず、結局はサークルと飲み会のようになってしまうのだ。もちろん、今回は急に企画したこともあって先輩を責めるつもりは全くないし、実際タコパは楽しかったのだが、やはりどういう人を呼ぶのか、どんな意図を持ったイベントにするのかを開催前に明確にし、集客を行うメンバーでしっかりと共有する必要があった。あくまで3人しか友達が増えないのは僕を基準とした時であるので見方によっては自己中心的に思われるかもしれないが、主催者である以上、何かしら目的や意図はあるのは大目に見てもらいたい。

タコパ当日、先輩に買い出しに行ってもらっている間に自分は部屋の掃除を済ませ、スタンバイ。自分の家で開催するメリットとして必然的に部屋を綺麗にしなければならないということも挙げておきたい。人によっては面倒だと思うかもしれないが、個人的には部屋のメンテナンスのペースメーカーとして丁度良い。

続々と人がやってきて、タコパは順調に盛り上がりを見せた。タコパが始まってから意識したことは、初対面同士の人が上手く溶け込めるように率先して他己紹介をしてみたり、積極的に話しを振ったりとなるべく早く雰囲気に慣れて居心地の良い空間にしてあげることを心掛けた。実際、それぞれが自分と気の合う子を見つけて酒を飲みながら語っていたので満足度は高いはずだ。雰囲気づくり以外に意識していたことは、人を観察していた(笑)初対面同士がどんな風に接するのか、気配りをしてお酒を入れてあげる人はいるか、僕自身にとって初対面の子はどんな性格でどんなことに興味を持っているのかなどとにかく人の見極めをしていた。とはいえ人を見極める力があるかと言われれば、そんなに時自信はないが、自分の尊敬できる人に紹介したいと思えるか、これから一緒に何かしたいと思えるか、一緒に何かしなくても力になってあげたいと思えるか、人に対するリスペクトがあるかどうかなどは常日頃から観察しているし、自分自身にもいつも問いかけている。何気ないタコパに表れるそれぞれの人間性を見るのがとても好きで学びも多い。

解散の時間が近づいてきた。このタイミングも非常に重要で、片付けが待っているからだ。片付けは、誰もが望んでするものではないし、しないで済むほうが嬉しいに決まっている。ただ、この片付けをするかどうかにも人柄が表れるし、気配りができる人間であるかどうかが分かる。自分自身、不動産会社の社長さんに色んな所に連れていってもらっているが、会うたびに言われるのは「学生は手伝いに来ているんだよ。準備や片づけを黙って一生懸命する姿を大人は見ている」ということだ。この教育のせいか、準備・片付けには非常に敏感になっている(笑)もちろん終電が近くて片付けができないとかいろんな理由はあるかもしれないが、貢献の仕方は様々で、ビールの空き缶をまとめて袋に入れて持って帰るとかテーブルだけでも拭くとか、そういう誠意を見せるだけでも人間は気持ちの良いもので、そういう心遣いができる人間でいたい。そしてちょっとした気配りや心遣いのできる人と関わりたい。

片付けの時の反省としては、ごみの分別をあらかじめ伝えていなかったことだ。1人暮らしをしていない人には分からないかもしれないが、燃えるゴミと缶は別の日に回収なので、袋も事前に分けておくと片付けがスムーズに終わったと思う。あとはお開きになる15分前には片づけを始めて、自分の負担を減らすことも大切だ。せっかく自分の家で開いても負担が自分にばかり掛かるようでは、まだまだ運営能力が不足していると言える。

後は、企画自体が終わった後のお礼を伝えるかどうかも重要なことで、LINEで「今日はありがとう」と言われるだけでも非常に嬉しさを感じる。自分も来てくれた人に対しては忘れないうちにお礼するよう心掛けているし、それは毎日の日課でもある。

まとめると

・集客する前に企画の目的や参加者像を明確にすること

・企画が盛り上がりを見せる中、参加者の人間性を観察し見極めること

・片付けはスムーズに行えるようにこちらがコントロールすること

・御礼は忘れずに行うこと

この4つを学ぶことができた^^

次はもっと上手く企画を行えるように準備を徹底するべし!(^^)!





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