銀座で見た夢

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「今日はな、こんな格好してるけど、

うちの会社の出世頭を連れて来たから。

 

花が咲く前にアピールしておけよ」

 

 

そう社長に紹介されると、急にみんなが媚びをうってきました。

社長に好きな物を頼んで楽しめと言われたんですが…。

僕の隣の姉ちゃんが寄り添ってきて注文を聞いて来ました。

佐々◯希似のねえちゃん

「何を飲まれます?

ブランデーですか?

ウイスキーになさいます??」

 

 

リュウ坂口

「僕は茶色い飲み物があまり好きじゃないんで…

ウーロンハイで!」

 

 

佐々◯希似のねえちゃん

「いやだ、ウーロンハイも茶色ですよ♪」

 

おおー。

\(^o^)/

 

僕のかましに素早く対応して突っ込んでくれた姉ちゃん。

顔も可愛かったし、今日だけの出会いだと思ったので指名。

 

その後は、社長も調子にのり、高そうなボトルをどんどん注文。

フルーツ盛りや、ローストビーフなんかも頼んでいました。

テーブルは物でいっぱいいっぱい。

 

 

佐々◯希似のねえちゃんにどんどん飲んで、

どんどん食べてと勧めていたんですが…

 

 

佐々◯希似のねえちゃんは

「ありがとう、いただきます」

 

 

と言うだけで、あまり酒も飲みませんし、

フードなんか皿に盛るだけで一口も食べません。

 

うーん…お人形さんみたいだ。つまらん。

 

僕は安キャバやゲイバーなどに行って、

みんなでドンチャン騒ぎをする空気をみてるのが

好きなんで、なんか…飽きてきちゃいました。

 

 

飽きてしまったが最後。

あまり口も聞かずにひたすら飲み続けるのが 僕のスタイル…。

僕が黙って酒を飲み続けたら飽きているんだって思って下さい。

(って…見る機会ないね)

 

 

と、僕を知りつくしている社長がそれに気づいて、

今日はそろそろ帰ると言いました。

部下の癖とかを把握しているんですよ。

すごいハゲだ・・・いや、すごい社長さんです。

 

 

ママさんが「いつもありがとう」と言って社長に伝票を…。

僕は好奇心から伝票を社長にばれないように

こっそりと覗きました。

 

 

すると。

  

はっ???

 

 

 

僕は”ちらっ”と見えた金額に息を飲みました。

 

 

 

店に居たのは1時間ちょっと。

いくら沢山注文したとはいっても…

いやいや、丸が1つ多いでしょ。

ありえない!!

 

7桁でした。

 

サラリーマンの給料の5倍以上ですよ!!

 

僕が払うわけじゃないですが、さすがに

ボッタクリだろ!って金額でしたね……。

 

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