第七十三章 こうやって、京大数学が7割解けるようになりました。

「こうやって、京大数学が7割解けるようになりました」
  私は英語講師として塾をはじめた。だから、数学はやる必要がなかった。たまたま、A子ちゃんという素晴らしい子にめぐり会って
「高校入学後も指導をお願いします」
 と言われて、なし崩しに
「数学のコレ教えて欲しい」
 と数学の指導を始めるハメになった。最初は教科書準拠の「オリジナル」を1問、1問解いていった。たいてい、喫茶店でノートを開いて書きなぐっていた。毎日2問か3問ずつ進めた。解けない問題はチャートを調べた。間違えた問題は、しばらくしてやり直した。
  それが2周ほど終わって
「だいたい身についた」
 と感じた頃に
「次は実際の大学の問題だな」
 と思い、和田秀樹さんの「新・受験技法」や、エール出版の合格体験記などを見て、
「Z会のチェック&リピートがよさそうだ」
 と決めて、オリジナルと同じペースで始めた。Z会の「京大即応」コースも始めた。駿台、河合の「京大模試」も受け始めた。さすがに、スラスラとは行かなかったが悪戦苦闘しながら2周した。
 それで、この頃から指導用のプリントを作り始めた。生徒の方から
「確率と漸化式の例の問題がやりたい」
 とか
「積分の解と係数の関係を使った1/6公式を使う問題」
 とか、リクエストが出始めていた。私には、それが何のことかすぐに分かったのであちこちから類題を探してプリントを蓄積していった。
「もういいだろう」
 と思ったので仕上げの問題集を考えて「1対1」にした。これを、同じペースで解きながら、センター試験と京大二次試験を受けて成績開示して英語と数学の正解率を確認していった。結局、センター試験は10回、京大二次は7回受けて
「英語8割、数学7割」
 のレベルになったので、このプロジェクトは終了とした。しかし、それは文系の数学ⅡBまでの話だったので、同じ作戦で数学Ⅲに取り組んだ。そして、通塾生が京大薬学部、京大医学部、三重大医学部などに合格したのを確認して
「もう京大数学は大丈夫」
 と自信を深めた。プロジェクト開始から10年目だった。
 それで、4年前から「通信生」を始めた。ちょうど、ネットが普及してきたからだ。写メしたものを送信してもらうことにした。英語も数学も両方とも、文字から学ぶのは効率が良くない。
  生徒と話しながら記憶に残ったことは、長く忘れない。私にとって、数学は生きることと同じだ。だから、身についた。なにか勘違いして
「こうしたら数学が簡単に身につく」
 というマジックがあると考える子が多いが、間違い。1問1問
「どうして、こういう解き方をするのか」
 を確認していく。それを2000題を目安に地味にノルマを毎日こなしていく。そういう地味な努力ができない子は永久に数学は身につかない。

こうやって、京都大学の数学が7割解けるようになりました。 - YouTube

2、 「こうやって、京大数学が7割解けるようになりました」
(2万回以上再生)https://youtu.be/kQ-mlEj2DXA   

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