【胃ろう】脳出血で寝たきりになった父(障害1級、要介護5)とバーベキューした話(7)

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前編: 【支えになった本】脳出血で寝たきりになった父(障害1級、要介護5)とバーベキューした話(6)
後編: 【在宅復帰への道】脳出血で寝たきりになった父(障害1級、要介護5)とバーベキューした話(8)

胃ろう

※ この話は、こちらの続きになります。(1) (2) (3) (4) (5) (6)


 12月。私は転院先となる、療養型病院を探していた。

 痰は相変わらず常時出ている状態。家に帰るという選択肢は取れそうもない。

 近場の療養型病院はどこもいっぱいで、多床室はベッドの空きを待たなければいけない。

 特養(特別養護老人ホーム)に長く勤務していた真ん中の妹のあいは、老健(老人健康保険施設)はどうかと提案した。

 基本は3ヶ月で出ることになるため、特養よりも入りやすいという。

 しかし、電話をかけてみたが、気管切開がネックとなり断られることも多かった。

 また、一般的に女性の方が長生きするため、男性よりも女性の部屋数の方が多いらしい。

 そのため、「女性の多床室は空きがあるが、男性は満室」ということも多かった。


 私が病院に希望を出していたのは、とにかく安い病院だった。

 最初に紹介を受けた、実家から一番近い療養型病院は、自転車で約10分の距離にあった。

 そこは小さい頃から知っている病院だが、周りの子がかかったという話も聞かず、何をやっている病院なのか、正直よくわからなかった。

 ああ、療養型だったからか、と納得がいった。


 ソーシャルワーカーに尋ねた所、費用は一ヶ月13万円とのことだった。

 うち8万円は高額療養費の自己負担額、5万円は食費、パジャマリース代。

 さらに5万円のうち3万円は、「おむつ代」ということだった。

 我が家は、下の妹のあきが同居ということもあり、「非課税世帯」とはみなされず、おむつ代等の補助は出なかった。

 もっとも、高額療養費は、4ヶ月以降は「多数該当」といって自己負担額44,000円になるので、そうなれば、10万いくかいかないかの費用にはなる。

 更に、2015年1月から高額療養費の制度が変わる。


http://hoken-kyokasho.com/koudoryoyouhiseido-kaisei


 おそらく父の自己負担限度額は1月から57,600円になるはずだ。

(住民税非課税世帯にはならないが、高額療養費は同居する娘・あきの収入は加味されない)


 医療費自体は、どこの病院も変わらない。

 金額に差がでるとしたら、リースか持ち込みか、だった。

 現在入院中の急性期病院では、パジャマもおむつも持ち込みだった。

 なので、母は大型の薬局でおむつを安く仕入れて持って行っていた。

 しかし、療養型病院については、おむつに関しては、基本的にどの病院でも衛生上の理由で持ち込みは受け付けないそうだ。(急性期病院では持ち込みできるのに……)

 パジャマ等の衣類についても、ほとんどの病院がリースだが、希に持込みOKの病院もあるという。


 この近所で一番安いということで紹介してもらったのが、S病院だった。

 S病院もおむつが持ち込み不可だが、おむつ代が月額15,000円までと上限が設けられていた。

 そしてパジャマなども持ち込むことができた。

 一方、家から一番近い病院は、一日おむつ代が1,200円の上限なしだ。

 家からバスか自転車で駅まで行き、電車でふた駅。

 平日昼間の回数券などをうまく使えば、交通費を差し引いても、S病院の方が安い。

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