パリのテロ現場から400mのAirbnbアパートで考えた「僕が創りたい世界と、その実現方法」

パリのテロが起きてから一日半経ちました。僕は今回、パリのAirbnb OpenというAirbnb社が主催するホスト向けカンファレンスに参加するために、4日前からパリに来てAirbnbに泊まっています。実は、僕の泊まっているアパートから400メートル先の地元で人気のレストランで乱射事件が起きました。この時は、たまたま外食せずに家でご飯を食べていたので、助かりましたが、外食していたら巻き込まれていたかもしれません。


ちなみに、この事件を知ったのは、ホストのAdirenが夜、僕たちのアパートに来て、事情を説明してくれたからです。彼は、とても冷静かつ優しく頼りがいがありました。僕たちのアパートは、元アンティークディーラーのAdirenとその奥さんが普段は住んでいるアパートで、200年以上前の建物ですが、全て良い感じにリノベされ、アフリカ系のアンティーク家具や小物・アートが見事にディスプレイされています。


僕は昨年11月サンフランシスコ、そしてテロの前日にパリで開催されたAirbnb Openにに年連続で参加し、Airbnb創業者のジョーや、Airbnb社員、そして世界中のホストと話をして、Airbnbのビジョン「Belong Anywhere」を深く理解し、強く共感した(以下写真は、Airbnb共同創業者で、ZensのTokyo Art Roomに宿泊してくれたジョー)

Airbnbのビジョン「Belong Anywhere」とは、自分なりに理解すると以下だ。

「世界中の人がAirbnbを通じて自分と異なる背景や文化を持つ人と交流し、新しい価値観を学び、人として成長することで、多様性を理解し合える人を増やし、平和な世界を創る」


僕もこのビジョンと似たようなビジョンを持っている。ただし、僕のフォーカスは世界ではなく、日本だ。なぜなら、日本人として、日本の問題を最優先に考えているからだ。


僕のビジョンのコアは「英語を話す機会を増やし、異なる人との交流を通じて、新しい価値観を学ぶ人を増やし、日本を元気にする」で、17歳でニュージランドの高校に編入し、同年に留学エージェントを立ち上げた時から変わっていない。


そして現在、僕の会社 Zensとしては以下のビジョンになっている。

英語を話す人を増やし、新たな価値観を学ぶ人を増やし、外貨を稼ぐ人を増やし、日本を元気にする。


AirbnbのビジョンとZensのビジョンの共通点は、より多くの人が、自分と異なる人種や背景を持つ人との交流を通して、新たな価値観を学ぶ機会を増やし、多様性を受け入れる世界観を持つ人を増やし、社会を良くしたいという点だ(以下写真は、Airbnbの食卓バージョンVizEatにAirbnbホストと参加した時のもの)

イスラム過激派と、それらを攻撃する国の、終わりの無い戦いを見てわかるように、平和な世界にするには、交流を通じて異なる価値観を理解することだ。それをしないで、武力で平和や理解を得れることはないと思う。


もちろん、何千年も続いて来た争いを、そんな簡単に解決できることではない。でも、僕は今回パリでテロを経験した後、Airbnb社員や、ホスト、ゲストとコンタクトを取り合い、全く違う人同士だけど「思いやり」や「繋がっている感覚」を感じた。これは、Airbnbというコミュニティを通じて、実際に会って交流したからだ。自分と違う人と交流することで、常に自分の持っていた相手のイメージを崩される。


メディアや他人から聞いてできているイメージは少しはあっていても、「絶対」ではない。国や種族が同じでも、あらゆるタイプの人間がいる。大事なことは、人は違うということを理解して、相手を見たり、コミュニケーションすることだ。


新たな価値観を学び、多様性を理解するキーポイントは「交流」にある。交流をしなければ、自分と異なる人達への偏見を壊せない。新たな価値観を学ぶことができない。なので、Zensのビジョンには「英語を話す」と入れている。日本の人が英語を話す時は、多くの場合異文化の人と「交流」しているはずだから。リアルな交流なくして、多様性を理解し、人として成長することは困難だ。


例えば、Airbnbを使ってどんな素敵な部屋に泊まっても、そのゲストが地元民と交流しなければ、ゲストも地元民も新たな価値観を学ぶことができない。


前から構想していたことだけど、ZensはこれからAirbnbゲストと地元民との交流の機会を創る事業を行います(Airbnb運用代行・内装事業を通じて、これを実行する基盤はほぼできた)


これから必要なことは2つ。

1. ZensのオフィスとAirbnbゲスト向け相談窓口とミニワークショップ施設を合わせた「Zens Room(仮名)」を都内にオープン

この場所の役割:

- Airbnbゲスト向けアクティビティ主催=アクティビティホストになることに興味のある人に、Zensスタッフが「アクティビティ企画、場所提供、撮影、英語ページ作成・販売・問い合わせ対応サービスを提供する

- Airbnbゲストに対して対面で日本の地元民っぽい楽しみ方や、地元民の交流できるアクティビティを紹介する

- Zensスタッフのオフィススペース、打合せスペース


2. アクティビティプラットフォーム「Zens Experience(仮名)」開始

ゲストと地元民の交流を可能にするアクティビティプラットフォーム(オンライン)を開始する。イメージはAirbnbで、大きな違いはZensが全てのアクティビティの企画・コンテンツ作成(英語対応)など、英語ができない人を徹底的にサポートすること。また、Zensのミニワークショップ施設を貸し出すことで、気軽に日本のユニークなスキルを持った人たちがアクティビティホストになれるようにする。


これから長い道のりですが、地道に前に進んで行きたいと思います。ビジョンに共感してくれた方がいたら、ぜひメッセージください。


また、現在、Zensに営業とディレクターの立場で関われる人を探しています。主な業務は、Airbnb内装や運用代行サービスの問い合わせ対応・契約、関係者とのやり取り、プロジェクト管理です。僕は新規事業である、アクティビティプラットフォームをメインに動くことになりそうです。

ryoma@zens.tokyo

町田龍馬

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