Bride of Japan 2015 National Lifestyle Tour vol.2 渡辺 晴美

東京都渋谷区広尾にある臨済宗大徳寺派の祥雲寺。


広尾商店街を進んだ先に位置し、

山門をくぐり進むと、都会とは思えない厳かな空間がありました。


あいにくの雨でしたが、雨の中にたたずむお寺の荘厳さと静寂さが増しているようで、自然と気持ちも引き締まりました。


坐禅で眠くならないように…と茶室にてご住職からお茶をいただき、いざ坐禅へ。


興味はありながらも、なかなか機会がなく初挑戦となる坐禅。


今回は、15分を2回。


姿勢を正しあまり瞬きをしないこと、呼吸を深くゆっくりすることを心がけるようにと言われました。


15分。

長いかと思いましたが、意外にあっという間に過ぎ、気持ちが落ち着いたことが良く分かりました。


日常で15分という時間を意識して大事に使うことはなく、15分間集中し、雑念を捨て自分と向き合う時間をつくることは、時間を大切にしていることにもつながると実感。


特別なことはせず、日常生活の中に修行を見出す禅の考え。


流さずに、日常生活の中での、行動、言動、一つ一つも自分さえ「意識」すれば、自分を変えるきっかけは日頃からつくっていけるのではないかと気づかされました。


そして精神統一後は、書道のお勉強へ。



書道は、10年以上習っていたことがあり、今でも趣味で墨を使って自由に字や絵を描いたりしているため、今回の書の教室もとても楽しみにしていた私。


当日は、書道家 海老原露巌先生のアーティストとしての迫力に圧倒されました。

その風格から、作品を見ずしてもすごい作品をつくる方なのだろう…と察することのできるオーラを持ったお方。

考え方や生き方は、だんだん外見にもでてくると言うけれど、わたしも自分の芯がしっかりしててぶれないような人間にいつかなりたいな、と感じました。


そして、大変貴重な墨である乾隆帝墨を使った海老原先生のパフォーマンスでの『道』という作品。


描いている先生の気迫、太く力強い道という字、あたたかみのある絶妙な墨の色、そしてその色にきれいなにじみがでて色や輪郭が変わっていく様…

しみじみと魅入ってしまい、言葉が出ませんでした。


そんな先生の気迫に後押しされ、先生に教えていただきながらの書道も集中して無心で行うことができました。


力強い字が書きたいと先生にお願いし、最終的に『極地』という字を清書。


4枚清書し、最後に作品1枚を先生に選んでいただくのですが、わたしが「見本どおりに、うまく書けた!」とささやかに気に入っていた1枚は、先生に「これは、うまくまとまりすぎてて、優等生風であなたらしくないな」と、自分が1番オリジナリティを出したつもりの1枚が選ばれました。


4枚とも基本はお手本に沿って書いたつもりなので、違いは普通の方には気づかれないぐらいの微妙な違い…。


それなのに、わたしが考えた通りのことが作品に写し出され、海老原先生が人間性まで汲んでくださったうえでオリジナリティのある1枚を選んでくださったことに驚きつつ、頭があがらない思いでした。


日頃から、個性的であるよりも万人から受け入れていただく方がいいのではないかと、不安になることも多々ありますが、やはり自分が自分らしく、良いところを出すのが一番だと、書の勉強を通して学ぶことができました。


静寂で澄んだお寺の特別な空気感の中、全員が書に集中し空気感をより高め、自分と向き合うことのできる大変貴重な経験ができました。





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