第百十一章 京大で英語8割、数学7割、英検1級合格講師のスケジュール管理術

第百十一章

「京大で英語8割、数学7割、英検1級合格講師のスケジュール管理術

  泳げない人がスイミングクラブのコーチをやることは、まずない。野球のルールを知らない監督もいない。ところが、受験業界では、京大を落ちた人が京大受験生の指導を行い、英検1級に合格していない人が英検講座を担当したりしている。

  スケジュール管理も同じだ。裏づけがないのに語る人が多すぎる。

  旧帝や国立大「医学部」に合格するためには(50年に1人の天才型の人は当てはまりません)統計が示すのは、英単語6000語、数学は2000題解いた頃に正解率がボーダーを越えるということ。

  これを3年間の高校生活で割ると、忘れることも考慮に入れると

  • 毎日英単語を8個覚える。

  • 数学を大問2題以上解く。

  • となる。英単語は単語帳ではなく、長文からピックアップして覚えた方が効率がアップする。つまり、長文は毎日1題。他にも、理科、社会、国語の勉強時間を加えると、どうしても3時間以上はかかる。

    私の住む「いなべ市」から四日市高校までは電車で1時間半、往復で3時間。朝は6時前に起きなければならない。7時間の睡眠時間を確保するには、午後11時には就寝。すると、午後8時前には勉強を始めることになる。食事や風呂の時間を抑えても午後6時には帰宅する必要がある。つまり、学校を4時すぎには出なければならない。学校は午後3時すぎに終了する。

    以上をリアルに考えたら、

    「クラブ活動をやっている時間がない」

     という結論になる。ところが、妄想を抱く左翼の先生や、文系教師は

    「クラブと勉強の両立だ」

     と、自分では絶対にできないことを生徒に押し付ける。価値観の押し付けはやめてほしい。そんなことをするから、優秀な生徒は内職に励み、仮病で学校を休むしかなくなる。

      学校から生徒を解放してやって欲しい。自由に勉強させてやらないと、彼ら、彼女らは学力を十分に伸ばせない。教師は、自分より学力が高い生徒の指導はできない。

    「あの先生は、自分で京大を受けたら絶対に落ちる」

    と私の塾生の子たちは言う。私も名古屋大卒で、最初は指導が難しかった。だから、英検1級にチャレンジし、京大を受けて成績開示した。それで、やっと塾生の子たちも信用してくれた。

      統計にもとづいた志望校合格の必勝法をリアルに実行する。

      本気で実行したら、クラブどころか、男女交際、ファッションや趣味などに使える時間がなくなる覚悟が要る。実際、私の塾生の優秀な理系女子はほとんどいつもジャージだし、化粧など無縁だ。言うまでもなく、クラブより勉強優先だ。

      それが出来ないなら、難関合格などと夢を見ないことだ。私が言っても言わなくても現実は変わらない。世の中は、自己チューの人たちと異なる原理で動いている。自分がその法則に合わせるしか成功の道はない。

     あーぁ、また嫌われた。

    Youtube動画再生38万回。アメブロ「受験生」ランキング1位。京大7回受験(英語8割、数学7割)英検1級、通訳ガイド国家試験、国連英検A級、ビジネス英検A級、「英語の資格を取ろう」(法学書院)に紹介、ジャッキー・チェンと「TVジョッキー」に出演。

      三重県のこんな田舎の個人塾から毎年京大に合格者が出て、それも医学部の合格が続くと

    「なんで?」

     と問い合わせが増えてきた。ネットに事実を公表し始めたら、さらに問い合わせが増えた。

    「何か特別な方法を取らないと、そんな合格者が出るわけがない」

     というわけだ。

     もちろん、現象には全て原因がある。私は自分の体験をもとに独自の指導法を構築したのだ。つまり、自分は学生時代に「強制」が嫌だった。宿題や課題のことだ。普通は、それを強制と思わないのだろうが私は嫌だった。

     実際、強制されていた大学時代は英検2級どまりだったが卒業して好きに勉強し始めたら英検1級に合格し、京大二次で数学が7割正解になれた。人には自分のやり方があるのだ。

      自分で塾をやり始めたら、それが確信に変わった。暁6年制の特待生や四日市高校のトップクラスの子が来てくれて

    「学校の先生は質問しても逃げる」

     とか

    「授業が受験にまったく役立たない」

     と不平を言っていたからだ。それで、その不満を解消してやるために中学生は東海高校、灘、ラ・サールの過去問をテキストにした。高校生は、京大の赤本やその類題の練習を始めた。生徒の求めに応じただけだ。

     しかし、それなら他塾もマネが出来るかもしれない。しかし、そのうち気づいた。

    「こういう優秀な子が本当に求めているのは授業じゃない

     教科書を見れば分かることを説明する必要はない。彼ら、彼女らが求めているのは

    「質問に答えてほしい」

     ということだった。つまり、家庭学習中に出る質問に対する返事。

    「名大卒のアメリカ暮らしをした英検1級講師なら大丈夫だろう」

    「三重大医学部に合格した子を指導したらしいから大丈夫だろう」

     最初は、そういう噂で信用してくれたらしい。しかし、それだけでは十分ではなかったのだ。私が

    「大丈夫」

     と言っても信用してもらえない。それで、自分で京大を受けて成績開示して英語8割、数学7割を実証してみせたのだ。

      私の指導にはマニュアルがない。毎回、生徒の方が教室に入ってくると

    「今日はどうしたいのでしょうか?」

     と尋ねる。すると、

    「今日は数学の宿題の解けなかった問題を教えてほしい」

     とか

    「数列と確率の融合問題ってありませんか?」

     と言う。それで、その質問に答えたりリクエストのあった問題を提供して類題を練習してもらう。

      つまり、私にも

    「今日の授業はどうなるのだろう」

     と予想がつかない。だから、あらゆる場面を想定して準備をしておく。どんな問題が出ても対応できるように英語と数学の練習を繰り返し、類題のプリントをあらゆるジャンルで用意しておく。

     文字で書くと、この3行で終わりだが実行するのは楽ではない。ほとんどの予備校や塾が不可能だから、優秀な子は河合塾や駿台をやめて当塾に移ってきたりする。

     

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