医療事務でのイジメで人間をやめようと思った日の記憶

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 明るい未来しか見えなかった医療事務への就職



私は希望に満ち溢れていました。


高校を卒業して専門学校へ行き、

専門学校では友人たちとの楽しい学生時代を謳歌。

2年生の秋には無事に就職先が内定していました。


内定先は地元では有名なクリニック。

クリニックの中では規模が大きく、
入院や手術をしていたり、食堂があったり
設備が良いところでした。


私がそのクリニックの面接を受けた理由は
お給料やボーナス、福利厚生が他のクリニックよりも
ずば抜けて良かったためです。

普通、クリニックだと産休制度を設けていない
というところが多いのですが
このクリニックでは産休制度も設けていました。



会社員の父からも

『福利厚生がしっかりしたところを選びな!』

とよく言われていましたし、私自身も

『ここなら長く勤められて安定できるな』

と思い、このクリニックに面接を受けることを決めたのです。


そのクリニックから専門学校へは2人分の求人が来ました。

給料や福利厚生がちゃんとしているのに
応募するのは私ともう一人の女の子の2人だけ。

もっと大勢受けても良さそうなのに
2人しか受けなかった理由は、
学校の先生の言葉からです。

『ここは給料いいけど先生が怖いよー』

そんな風に言われていたので
みんなはビビって応募しませんでした。


でも、私は

『どうせ先生たちの脅しだろう。
ひとつのところへ応募が殺到しないように
大げさに言っているんだろうな。』

くらいに思って、応募しました。

職場の人間関係なんて入ってみないと
分からないですからね^^


面接に行ってみると、とてもにこやかで優しい
60歳くらいの院長の奥様が出迎えてくれました。

そして、面接なんてないまま

『服のサイズはMで良いかしら?』

『ここが従業員が休憩する部屋なの』

『タイムカードはここにあるからね!』

というように、すでに内定は決定している
という風に受け入れてくれました。


2人欲しいところに2人の応募が来たので

みんなの読んで良かった!