医療事務でのイジメで人間をやめようと思った日の記憶

1 / 5 ページ

 明るい未来しか見えなかった医療事務への就職



私は希望に満ち溢れていました。


高校を卒業して専門学校へ行き、

専門学校では友人たちとの楽しい学生時代を謳歌。

2年生の秋には無事に就職先が内定していました。


内定先は地元では有名なクリニック。

クリニックの中では規模が大きく、
入院や手術をしていたり、食堂があったり
設備が良いところでした。


私がそのクリニックの面接を受けた理由は
お給料やボーナス、福利厚生が他のクリニックよりも
ずば抜けて良かったためです。

普通、クリニックだと産休制度を設けていない
というところが多いのですが
このクリニックでは産休制度も設けていました。



会社員の父からも

『福利厚生がしっかりしたところを選びな!』

とよく言われていましたし、私自身も

『ここなら長く勤められて安定できるな』

と思い、このクリニックに面接を受けることを決めたのです。


そのクリニックから専門学校へは2人分の求人が来ました。

給料や福利厚生がちゃんとしているのに
応募するのは私ともう一人の女の子の2人だけ。

もっと大勢受けても良さそうなのに
2人しか受けなかった理由は、
学校の先生の言葉からです。

『ここは給料いいけど先生が怖いよー』

そんな風に言われていたので
みんなはビビって応募しませんでした。


でも、私は

『どうせ先生たちの脅しだろう。
ひとつのところへ応募が殺到しないように
大げさに言っているんだろうな。』

くらいに思って、応募しました。

職場の人間関係なんて入ってみないと
分からないですからね^^


面接に行ってみると、とてもにこやかで優しい
60歳くらいの院長の奥様が出迎えてくれました。

そして、面接なんてないまま

『服のサイズはMで良いかしら?』

『ここが従業員が休憩する部屋なの』

『タイムカードはここにあるからね!』

というように、すでに内定は決定している
という風に受け入れてくれました。


2人欲しいところに2人の応募が来たので

じゃあこの2人で決定!!

みたいな。笑


なにはともあれ内定が決まって
本当に良かったな~と、心底ホッとしていました。


家族もみんな喜んでくれました。

『良いところに決まって良かったね!』と。


そして3月には友人たちと卒業旅行でグアムへ行きました。




みんな別々の道へ進むけど、ちょくちょく遊ぼうね!
友達A
うんうん!近況報告しよう!
友達B
4月からはみんな医療事務の仕事頑張ろうね!


みんなでそんなことを言い合いながら、
新社会人への期待を胸に最後の学生生活を楽しみました。


そして、無事に卒業しました。



3月下旬から、いよいよ初出勤です。

よく『期待と不安を胸に抱いて』
なんて言いますが、
私は期待しかありませんでした。


学生時代からずっとアルバイトをして
お金を稼ぐ喜びは感じていましたし

『社会人になったらもっともらえる♪』

なんて考えたらワクワクが止まりませんでした(*^^*)


現に、一足先に高卒で就職した友達は
いつも洋服をたくさん買って
楽しそうにしていたため、

『私もこんな風に楽しい毎日を送るんだろうな』

そう信じて疑いませんでした。


また、私はわりと積極的に
仕事をする方で
専門時代に実習で行った病院の方々にも

『勉強熱心だね』

『うちで働いて欲しいくらい』

と、お褒めの言葉をいただいていたので
就職しても問題なく業務をこなせるだろうと
思いました。


まさかあのような体験を待ち受けているとも知らずに・・・



初出勤の日




そして迎えた初出勤の日。


20歳の私は、着慣れない真っ白なナース服を
嬉し恥ずかしな思いで着用し、
就職先のクリニックへ出勤しました。


早めに着き、まだ誰も出勤していない
職場を見渡して


『今日からここに通うんだな!
よーし、頑張るぞ!!』

そんな風に意気込んでいました。


従業員は総勢15名のクリニック。

受付と検査室と診察室の
3つの部署に分かれていて
私が配属されたのは受付です。


ちなみに、同期の子は検査室スタッフとして
配属されました。


受付には3名のスタッフがいました。

1人は40代後半でとてもキレイで
巻き髪クルン♪なマダムのSさん。

上品でお金持ちそうな雰囲気が
醸しだされていました。

もう1人は24歳のキレイなNさん。

そしてもう1人は30歳天然キャラのFさん。

この3人が受付で、みんなとても
優しくしてくれました。


一番年上のSさんが指導係をしてくれて
とても丁寧に業務を教えてくれました。


分からないことはなんでも聞きやすい
雰囲気の受付だったので
新人でも居心地が良かったです。


しかし問題は検査室。


検査室にも3人のスタッフがいましたが
1人ボスがいました。

35歳のMさん。

ショートカットで鬼のような
キツそうな顔をしていて
新人イビリをすると有名な様子でした。





みんなの読んで良かった!

他3コメント
STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。