お見合いパーティは入口3秒で結果が決まっている件 2

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私は話を続けた。

デブだから苦戦しそうって思った時、あなたはどういう気持ちになりますか。
惨めな気持ちになります。見た目だけではねる人もいるんだろうなと。
実はですね、婚活を一番不利にしているのは、デブっていうことではなくて、その気持ちなんですよ。
ど、どういうことですか?

大西さんは、さっきデブだと不利だからダイエットしたっておっしゃったじゃないですか。
はい、しかし実は私はデブな自分が結構好きです。デブが嫌なのではなくて、『デブだから苦戦しそうだと思うのが嫌』だから痩せたんです。気持ちの問題だったんです。


彼女は、生まれて初めて聞くその話に、前のめりになった。


こうなると、私の話を聞いてもらえる!よしっ!


お見合いパーティというのは、実はもう入口の3秒で勝負がついていますね。
3秒でわかることって・・・やっぱり見た目しかないじゃないですかっ!
いえいえ、見た目の他にありますよ。
えっ、なんでしょうか。うーん・・・。全然わかんないですっ!!!!
ズバリ、その時の気持ちが作り出す『魅力』ですね。


お見合いパーティというのは、「外面内面の魅力」を参加男性にPRする場所だ


男性がお見合いパーティの時点で求める女性の魅力の8割は容姿、つまり外面の要素だ。デブだと多くの男性からはマイナス評価を受けてしまう。デブだって本能的にわかっている。

太っている女性
今日もマイナス評価を受けられるだろうな


と思ってパーティにやって来る。



この8割2割をサッカーの試合で例える。デブであることで、8割の観客は敵を応援している。残りの2割の観客はどうしようかと考えている。


「どうせデブだから」とコンプレックスを背負ったり、卑屈になってお見合いパーティに参加をすると、残り2割も敵に回し、お見合いパーティは完全にアウェイな戦いになる。


しかし、残り2割の観客を味方につけられれば、その試合もなんとかモチベーションを保ちながら戦える。お見合いパーティとはそういうものだ。


じゃあ、私は8割がすでに敵に回っている状態なのですね。なんとなく不利だと思っていましたが、この数字がつきつけられるとさらに不利な気がして、目の前が真っ暗になります。
わかりますよ。私もデブだから。でもここでネガティブに考えたらダメなんです。
どうしろっていうんですかー。
あなたがデブに誇りを持つことです。
なんですかそれーーー!!!


カフェでデブが二人で盛り上がると本当に漫才コンビみたいだとせつなくなったが、話を続けた。




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