書くことで自分メンテナンス③手術後、左半身は全く動かなかった・・

2012年2月初旬の明け方だっただろうか・・

ふと目が覚めた・・次の瞬間、ものすごい頭痛が襲った(痛みの程度はわからない)

そして嘔吐のためトイレへ・・・

その後、映像での記憶はない。音や人の声だけで自分の身に起こったことがわかった。

目を覚ました時、両親と祖母の妹がいた。

どんな話をしたのか・・おぼえていないけれど

「両親より、先に死ぬわけにいかない!」

と思ったことを覚えていた。


そして、どのくらい時間がたったのかわからないが、左半身が全く動かないことに気が付いた。

その時、どんな気持ちを感じたかは記憶がないが、気が付くと動く右手で、左手をさすっていた。

ICUでは、目がさめると痛みを感じ、眠ると摩訶不思議な夢を見ていた。

痛みのあまり、治療中に「いままでありがとうございます。」と述べながら、

薄れゆく記憶の中、苦しい中で柔らかい光に包まれる・・・

「このまま・・どうかそっとしてほしい」そう感じて「快」を感じていた。

すると、「何ゆうてんの?あかんで!まだ!」「がんばるんやで!」とゆすり起こされ、

またもや苦痛の中に戻る・・・・そんな時を過ごしていた気がする。

そうこうしながらも・・一人の時間は、とにかく左半身をさすったり

右手で左手を持ちあげてみたり、とにかく動かしていたことは記憶にある。

術後数日目、テーブルあるジュースを右手で左手を支え、取れた時の嬉しさは覚えている。

同じことを足でもしていた。左足で右足に触れるそれをよくしていた。


その次にしていたのが、動くところをかるくゆすることであった。

少しでもいいから、動くところを動かすことを自分で日課にしていた。

いつかはおぼえていないが、ICUを出るときにはわずかだが両足歩行ができた。


頭を手術しているためか、ちょっと体を動かすだけでも頭が動くと嘔吐する。



体をゆっくり揺らしたり、ゆったり刺激を加えることを続けていた。

赤ちゃんが、ゆっくり立ち上がるように、私の体は復活した。

術後1か月、問題なく歩行ができるようになり、2か月後には仕事へ。


あの日から4年間、本当はすべて元に戻ったわけではない。

発症数か月前よりあった左半身の異変・・そう簡単に戻るわけがない。

いえ・・元に戻ることはもうないかもしれない・・それでいい。ここから、再度始めたらいい。

常にやってくる頭痛、目まいとの付き合いも4年。


あなたの人生の物語が書籍やドラマに! カタリエ 開催中

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。