第百二十九章 一心不乱だけど、他人の自分
第百二十九章
「一心不乱だけど、他人の自分」
この世は「勝てば官軍」であって、強いもの、優れたものが勝つのではない。勝ったら優れたものと認めてもらえるのだ。歌手だって、歌のうまい人がヒットを飛ばすわけではない。ヒットをしたら評価されるわけだ。
Many people say “If you win, you are in the right, but if you lost, you are in the wrong.” Good singers are not always popular and popular singers are good.
だけど、そうやって道を踏み外していく人がどれだけいることか。
This might be true but how many people get lost because of this way of living.
私は40年間、英語の勉強、数学の勉強、受験指導を行ってきた。受験指導なら、たいていの講師に負ける気がしない。で、その証を立てようと考えた。つまり、合格実績を出そうとした。
I have taught students for 40 years and feel that we don’t have so many good teachers as I am. I try to prove it showing the number of students who passed the entrance exam to good schools studying in my school.
私は自己満足ではなく、客観的な証拠が欲しいと思って実績を出そうと思っているのだが、これも道を踏み外していくリスクがある。たとえば、
「私は英語が使える」
と言っても社会では信用してもらえない。だから、英検1級。数学も同じだった。
Objective evidence has been important for me , not self-satisfaction. My students and their parents need it because my students are all over in this country, Japan. Even if I say I can use English, who trusts my words?
「数学Ⅲを指導できる」
と言ってもダメで、旧帝レベルの理系受験生を指導してみないとダメだった。数学ⅡBまでも、京大二次で7割をとって見せる必要があった。あくまで、生徒指導のため。
Nobody trusts me when I say it is possible for me to teach examinees to the University of Kyoto if I don’t show them the result of the exam I took.
ところが、夢中になると目的を忘れて資格や正解率ばかりに目が向いてしまう傾向がある。生徒の役に立ってこそ意味があるのに、自分の合格や学力ばかりが気になるようになりがちだ。
いつも、
「自分は何のためにこれをやっているのか」
と、心に留めておかないと道を踏み外す。
But we have to be careful when we are absorbed in something important because we tend to forget the original purpose. We always have to keep it in our mind.
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