僕の地球。君の地球。
ここが僕の地球
君の地球はどんなだい?
とある干ばつ地帯の枯れ果てた土地に座り込む一人のおじさん。
彼は一人この地に居続け、この土地の再生を願っている。
彼の世界、すなわち地球とはこの荒れた地のことで、他は知らない。
同じ地球に住み、別の場所で生きる人に彼は問い掛ける。
「君の地球はどんなだい? 」
っと。
彼は知識の上では地球が水に溢れ、緑豊かな星だということは知っている。
いつでも水が飲め、僅かでも自然の生命と触れ合えることが出来れば他に望むことはないと彼は言う。
「ここには娯楽も無ければ、水も食べ物もロクにない。それでも僕はこの地球を愛しているんだ。君は地球を愛しているかい?」
この問い掛けに自信を持って答える為には、今一度自分自身に問い掛ける必要がありそうです。
物が溢れているこの国で、何を求め、何を成すのか……
自分の地球は自分でしか変えることも、守ることも出来ません。
ただ、近くの地球と手を取り合うことは出来るのです。
一人一人が自分自身の地球を愛し、大事にしていけば……地球という星に生まれたことに感謝出来れば……
悲しみや苦しみは減っていくことでしょう。
何故ならこの世界に〝敵〟なんて何処にも居ないのだから。
全ては一人一人の心の有り様次第。

私たちが知ってる地球も
彼が知ってる地球も
どちらも同じ地球です。
生まれた場所をどちらに持っていくかは自分次第です。
地球を愛してみよう。
地球を感じてみよう。
地球に目を向けてみよう。
そこには自分の本当に求めているものがあるはずだから。
「こんな荒れ果てた大地でも今では美しくも思えるんだ。だってそうだろう?誰だって自分のお母さんを醜いとは思わない。それと同じだよ」
母なる地球。
世界はこんなにも美しいのだと彼は教えてくれる。
僕は僕の地球を感じることから始めてみることにした。
一人が変われば皆が変わるのだから。

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