旦那がまさかのタネナシだった!?不妊原因の約半数は男が原因という事実。第5話
衝撃の宣告から数日後、私たち夫婦は泌尿器科へ行った。
再び行った精液検査の結果は…やっぱりゼロ。

あらためて宣告されて落ち込む旦那を尻目に、先生が説明を始めた。

FSH(卵胞刺激ホルモン)の数値は、なんと20台!(平均2~8程度)
無精子症の約8割が非閉塞性タイプということで、なんとなく覚悟はしていた…していたけれど、精子が見つかる可能性も20〜30%と低くなるため、私たちにはショックが大きかった。

つまりタマタマを切って、精子を直接探すということ?
こうなったらやるしかない!そう決めていた私たち。
しかし、この病院でやるかどうか?そこまで決心は至っていなかった。
だって男性不妊の専門医が書いた本には、
遺伝子検査で「精子が全くいない人」は事前に判別できると書いてあった。
その場合、手術する必要は、もちろんない。
ねぇ、その検査しなくていいの? なんで説明がないの?
高額な検査のため(保険適用外)勧めない医師も多いらしいけど、
それこそ高額な手術をして、無駄に痛い思いをする方がよっぽど負担でしょーが!
この病院に不安になった私は、他の病院を探すことにした。
そして、調べるうちに色んなことが判明し…
・ 男性不妊の専門医は、日本にはとても少ないこと。
・ 手術は最初の1回が勝負!何度もするのはリスキー。
・ 無知な医師による手術で、男性ホルモンが下がってしまう場合もあること。
・この手術自体、行われてまだ十数年の歴史しか無いこと。
もしかして男性不妊の治療って、かなり遅れてる!?
女性の不妊治療に比べて、はるかに遅れをとっている男性不妊治療の現状に愕然。
そんなことを知らなかった私たちは、最初…
なんて、気軽に言っていた(汗)。
手術は1回目が勝負!
何度も受けるリスクは、思った以上に大きいんだ…

地元のクリニックに不安を覚えた私と旦那は、決断した!
男性不妊の専門医がいるクリニックに行く!
そう、あの遺伝子検査の重要性を訴えていた本の著者だった。
結婚する前は想像もしていなかったよ…
まさか、飛行機で通院することになるとはねw
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