ヘタクソな弁当がInstagramで100いいねを貰えるようになった話。
長女ドカ弁のわっぱ弁当を作り始めて、はや4年目である。
慣れないうちは詰めるのに時間がかかったし、お弁当作りを楽しむ余裕などなく、ひたすら必死におかず作りに励んだりしていた。
こんなお弁当を入れていた。
入れ始めた頃よりマシになったと自分では思っていたが、やはり地味である。
塩鮭、卵焼き、ウインナー、煮物。品数は十分なのにテンションは上がらない。
他に何かないのか?『美味しそう!』とテンションが上がるものはと考えた。
そういえば上等な和弁当には美しい器が入っていないか。100円ショップでかわいい小鉢を見つけたので、おかずを入れてみようと考えた。
おお!何となく見栄えが良いじゃないか。
しかし、やはり何かが足らない。
原因はこの真っ白くギュウギュウに詰め込まれた白米の部分にあるのではなかろうか?
今では定番になった青紫蘇の上に梅干しを置く梅紫蘇を試してみることにした。
シンプルおかずながらも、赤と緑が白米
に添えられただけで華やかさがプラスされたじゃないか!
うーん。でもこれだけでは物足らない。何かないか?そうだ、おにぎりはどう?
スペースが余ってしまった場所に、100円小鉢を入れ、家にあったドカ弁のおやつの大福を入れてみた。
すると一気に『いいね』のハートマークが増えたのだった。
昭和風な俵むすび弁当。
『この手も使えるな。』と、一つ自分の弁当作りが進化したことを感じた。
昭和風がウケた。
そうなると、昭和風に拘りたい気がしてきたのだからアホかと今では思うが、何か自分をやる気にさせることが欲しかった。
日々の弁当作りを、嫌々ではなく楽しいものにしたい。
大食いな娘を満足させてやり、身体にも良くて栄養もある、味も美味しいものを持たせてやりたいと思った。
それでやってみたのがこちら。
めざしを一本寝かせてみることだった。
現在の曲げわっぱドカ弁の定番の原形が出来上がった瞬間であった。
今でもずっとこのお弁当写真を背景やアイコンに使っているのは、定番曲げわっぱドカ弁が誕生したこの時の気持ちを忘れないようにしたいからである。
最後に人気おかずをご紹介しておこう。
曲げわっぱドカ弁人気おかずナンバー3はこの三点である。
『塩鮭の焼いたん』
『から揚げ』
『コロッケ』
特にInstagramは世界中のたくさんの国の人々が見ているSNSであるが、やはりこの三つのおかずには外国人も反応するのが面白い。
『塩鮭の焼いたん』や『から揚げ』『コロッケ』を知る外国人が多いということは、世界に日本の和食やBENTOが根付きつつある証なのだろう。
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