がん細胞
がん細胞とは、不死化し際限なく増殖する細胞だとか。
つまり、一部の細胞の不死身が全体としての生を脅かすわけだ。
部分的なメリットは、必ずしも全体のメリットに繋がるとは限らない。
子供時代に甘やかされ、人との付き合い方やストレスへの対処方法を知らず、大人になってから苦労する。
幸運にも宝くじが当たったばかりに、人間関係や価値観が崩壊して不幸になる。
「美味いもの」を食べ過ぎ、内臓脂肪や血液成分の異常から来る病気を引きおこす。
しかしながら、これらの将来的な不利益をもたらす部分的、一時的なメリットという「がん細胞」を、日常生活において完全に避けて通ることは現実的ではない。
実際のがん細胞も、日常的に発生してはいるものの、免疫により増殖を抑え込んでいるという。
「目先のメリットが将来的なデメリットに繋がる可能性があるという認識、知識」という免疫を身につけるのが現実解ではないか。
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