【デコボコ家族の受験奮闘記】アスペ父と夜逃げ母の息子・公立一貫校の落ちこぼれから難関国立大を目指す話~第一話~

第一話 2016年1月9日

5年前の2月、夜逃げ母こと私・吉田やすこと、アスペ父のヒロ、息子のムウは、とある学校の合格掲示板の前に立っていた。

「あった!」そういって真っ先に声をあげたのは私。

その後は肩を寄せ合って喜ぶ。その姿はありきたりなドラマのワンシーンとまるで同じ。

今思えばくだらないと思うけれど、そのときの私たちには、ムウの合格がとても誇らしく思えたのは確かだ。

なぜならムウが合格したのは、今大人気の公立一貫校。5~10倍という高倍率をくぐり抜け、サクセスの切符を手にしたのだから。

当時アルバイトの母と父の子どもであったムウは、まさに希望の星だったのだ。

そう、あのときまでは――



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