早稲田で人生を変える 第一回

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周りから、「何かやってくれるヤツ」と見られていたと思う。


自分もどちらかというとクラスで目立つ存在だったのではないだろうか。そんな私は早稲田が大好きだ。早稲田大学が大好きだ。仕事で時間があれば東京メトロ東西線に乗り、早稲田駅から早稲田大学に行く。何をするわけでもない。ただ、キャンパスに行く。

東西線の早稲田駅からメルシーの前を通り南門からキャンパスに入る場合もあれば、早稲田高校、2階にシャノアールがある本屋の前を通り、蕎麦屋の三朝庵がある馬場下町の交差点を右に曲がり、バス通りを歩き、南門からキャンパスに入る。場合によっては、ワザと南門を通過し、大隈講堂を見上げて正門からキャンパスに入る。その日の気分次第で、早稲田駅から早稲田キャンパスに入るルートは変える。いくらでも組み合わせはできる。キャンパスに入る前の、地下鉄早稲田駅から地上に上がった時から、

もう早稲田大学なのだ。


すれ違う学生、若い。


二十歳前後で早稲田大学での学生生活を送ることができて、幸せ者だ。今思うと、学生時代に自分の親と同じような年齢の男性が大学の授業で前のほうの席に座り授業を受けていた。歳を取ってから大学で勉強したくなり、大学で勉強していたのだろう。それはそれで素晴らしいことだし、何も否定するつもりはない。


しかし、二十歳前後で同じような年齢の同級生とともに過ごす大学生活は二度と取り戻せない、眩しい時期であり、まさに青春をともに過ごした仲間との思い出であり、当時に学生生活を過ごしたからこそ、社会に出てから生きる学歴っていうの勲章もあるのだろう。社会で学歴を武器とするには、若い時に行く大学が重要だ。歳をとれば、社会人入試で早稲田に入れるだろう。


ただ、その中で過ごす仲間は圧倒的多数の二十歳前後の学生生活とは輝きが違う。




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