トイレのフェニックス

生きるために食べよ
食べるために生きるな


by ベンジャミン・フランクリン


生きるために食べようが
食べるために生きようが
どっちにせよ、食べたら出る


by俺


まあそのなんだ。


「外界から隔絶された閉鎖空間」で、

「内なる自分の衝動」と格闘して、

「いつも尻拭いしてくれる頼れるアイツ」に手を伸ばした時、キレイな三角形になっていることがあるじゃないですか。


これは、帝国ホテルが、昭和30年代に「清掃したことを示すサイン」として始めたもの。


という説もあるけど、ちょっと違うらしいです。


この三角形、正式名称を「ファイアーホールド」と言います。


お、なんだなんだ、かっけえぞ。


なんでも、24時間スクランブルがかかる可能性のある消防士が、すぐに「後片付け」ができるように、切れ端を掴みやすく工夫したのが発祥なんだとか。


ふむなるほど。確かに掴みやすい。


だけど、違う観点から、この三角形を「掴みにくい」と思う人達もいるみたい。


例えば、時系列的にこの三角形の制作過程を考えてみましょう。


三角形に折るのは、所謂「一仕事」終えた後。


だから、汚らしいので触りたくない、というわけ。


うーむ。


細菌さんが繁殖するには、食事と水分が必要。


だから、皮脂だの汗だの食べカスだのが塗りたくられて、あまり掃除もされない携帯やらキーボードの方が、細菌の数は多いって報告はあるみたいだけど、、


まあ、実際の細菌の数ではなく、イメージと線引きの問題なのでしょうね。


かく言う不肖私めは、掴みやすいし手はどうせ洗うから、三角折り否定派ではありませぬが、


かと言って面倒なので、三角折りしたりもしませぬ。


ちなみに、三角折り推進派(?)には面倒を厭わない人達もいて、三角形どころじゃない折り方も編み出してるご様子。


ハート

ネクタイ

葉っぱ


などなど。


ここまで来ると、アートの領域。


誰に見せる為に折るかというと、後の人に見せる為であって、それってつまり後の人のことを意識してるってこと。


こういう事する人は、キレイな「共有の密室」の使い方しそうですが。


ちなみに、まだ目撃したことはないが、「フェニックス」を折っちゃう人もいるとのこと。


これヤバイ。


「火の鳥」ですよそこのダンナ。「フェニックス一輝」ですよそこのアニキ。


ここに来て、幻の「ホワイトクロス」発見ですよ。


水溶性ですけど。


ここでお願いなのですが、何処かの「個室」でフェニックスに遭遇したら、捕獲していただけませんでしょうか。


スクランブルで駆けつけます。

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