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なぜあの時妹は手を離したのか・・今ではもうどうでもいい話だが記憶に残る話。

人生には鮮明に残っている記憶がある。

私が8歳、妹が3歳の頃の話。

母親から近くのお店に豆腐を買いに行ってくれと言われた。

仕方がなく妹の手を引いて片道徒歩4分の小道をぶらぶら。

大通りに差し掛かった時、妹は何を思ったか、急に手を振り払い全力疾走。

「キキキーーーーッ!!!」

大きなダンプカーが急ブレーキをかけ、妹の寸前で止まった。

一瞬時も止まったようだった。

そのあと、豆腐を買ったのか、どのように家まで戻ったのかは記憶にない。。

でもきっとこのような経験が、自分の今の自我を形成したのだろうな。


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人生の鮮明に記憶しているシーンをヒントに「自分とは何者か」を模索中。NPO団体所属看護師。英語の話せない海外事業部長を経て、カンボジアでの病院建設に奮闘中。

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長谷川 彩未

8歳の頃

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