虐待死を防ぐ法律を。~三歳未満のママの恋人に殺された子どもたちへ~

三歳の男の子が、同居していた男に突発的に数時間殴られて死亡する。旦那、ではなく、男である。




 離婚が日常茶飯事になり、再婚をするなってことではない。


誰でも、恋をしていい。既婚者でないのなら、自由だと思う。それでも、もう愛していない前の旦那の子どもだとしても「子供は間違いなく母親が産んだのなら。産んでなくても、自分が一度育てると

決めたなら、責任をもって初志貫徹。貫いてほしいです。」


 どうして「男の言いなりで、子どもを守らない女になってしまう母親がいるのか」


 私の母も、父親に逆らえず、かばって貰った記憶はない。庇ってくれたのはいつも祖父母だったので、自分の母親を一時期、本気で憎んでいたことがあります。


 今は、私も結婚し、大人になり、わが子もいる。祖父母を手本として、わが子はなんとしても育てる覚悟もできたし、守っていこうと思っています。


 三歳は、自分で自分の未来をまだ決めることができません。親を頼るしかないその時期に、守ってくれるはずの母親が男の暴力時に何をしていたかもまだわかりませんが。その女性も暴力は怖かったと思います。でも、そういう暴力男に出逢ったら全力で逃げるべきだし、関わるべきではないし、自分の気持ちよりも、まず子どもの母でもあることも忘れてはいけないと思いました。


 そうはいっても、なくならない現状も知っています。毎度、その虐待のニュースが流れて、かわいそうだとツイッターなどで騒がれても、誰かがどうするでもない。私もこんなことを書いたとことで誰かに知らせて満足しているだけなのかと思うとやるせません。


 私は法律家でもないし、具体的にどうしたら虐待を未然に防げるのか、いまだにいい答えも思い浮かんでいません。ただ、虐待の兆候がないから防げなかった、行政も気づけなかったという記事を読んでやるせなさが全身を襲ってきて、書いています。


 「虐待の法律が出来たら」

少しは緩和されるかもしれませんが、ごまかす人もさらに増えるかもしれません。北風と太陽のように厳しくビュービュー風をふきつけていっても、虐待を隠そうとしてケガしても子どもを病院にもつれていかなくなるかもしれません。


それでも、法律をつくったり、子どもがいる家庭は行政でも監視して、実親でも、母親の恋人でも、虐待しないように「育児疲れていないか」「経済状況はどうか」に焦点をあてて、地域でも見守ることが大切だと思います。


 少子化が騒がれていて、政府は育児費を削って、高齢者に三万円を支給しようとしたりして、高齢者の生活ももちろん大事なのですが、未来を担う子どもをおろそかにして、「日本の未来をどうするつもりなのか」と思います。

 

 震災もあって、日本人はだいぶ減りました。国外にいってしまう人もいます。子どもを産んで育てようとしても、事情があってシングルマザーになった人への補償もまだ足りません。海外、オーストラリアでは、永住権をもった人限定のようですが、離婚してシングルマザーになっても成人まで子どもの手当金に充実していて、なんとでもなる国もあります。


 シングルマザーの補償が足りないから、男を頼ろうとして、こういうDVをしかねない男と付き合ってしまう、のかもしれないですし、恋愛できても「父親に不向き」な男の人もいるので、難しいのですが、母親の責任を自覚させるためにも、「心のゆとり」は必要だと思います。


 「心が満たされてないものは、弱者をいじめます。」


子どもに暴力を振るう大人、保育士、ママの恋人、実親(産んで育て方を知らない)は、心が成長していないと思いました。子どものような感覚で、大人になりきれずに、年齢だけ重ねた人間を見分ける方法が出来ていくことを、強く望みます。


「相手も自分と同じく痛みのわかる人間である」そう思うのを忘れて、一瞬の感情にまかせて子どもをサンドバックにしないでいただきたいです!


著者の館花 琴音さんに人生相談を申込む

著者の館花 琴音さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。