黒人オジサンがブチ切れさせてしまった!?まさかのNY優しさ物語

ニューヨークには、ぼくの経験上、優しい人が多いイメージが強いです。


2013年夏、ぼくは、ニューヨークに三ヶ月間滞在していました。


その期間中は、毎朝起きると、近くの個人商店のスーパーに行き、バナナを買って食べていました。


ニューヨークでは、バナナは、好きなだけもぎって、量り売りで買うことができます。


ぼくは毎日、食べれる分だけ、1本づつ千切って買っていました。


それが、1ヶ月くらい経った頃でしょうか。


いつものようにお店に入り、バナナを1本とって千切って、レジに持っていこうとした瞬間に、「おい!」と怒鳴るような男の人の声が聞こえました。ぎょ!


何だろう。と思ってその声のする方をを見てみると、マイクタイソンみたいな顔した黒人のおじさんがコチラを見ていました。しかも、その両手には、バナナ1房。


「おい、お前、どうして、こうやって丸ごと買わないんだ?」


このおじさんは、ぼくが毎日、バナナを一本ずつしか買わない姿を毎日見ていたから怒っているのかもしれない。


それにしても、めちゃくちゃ怖い。何も言えずに、ただただなオドオドしていると


「俺が今から、これ、全部買うから好きなだけもってけよ」


え!?


その黒人のおじさんは、ぼくがお金がなくて、毎日1本づつしかバナナを買えないと勘違いしているようでした。


日本人らしく遠慮して「じゃあ。」と1本とると「それだけでいいのか!?」と言われました。


「え。じゃあ、」と3本とりました。「おい!お前、本当にそれでいいのか?」と言われ「じゃあ、5本」、、、


そんなやりとりを繰り返すうちに


「いいいから、これ全部もっていけよ」


と言って、なんとバナナを1房全部プレゼントしてくれました。


なんて心優しい人なんでしょう!


お礼を言うと、タイソンばりのガッツポーズを見せて、何も言わずにその場を去りました。


コンクリートジャングル、ニューヨーク。人間味溢れる優しさに触れ、ほっこりした話でした。

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