何事も長続きしない半端な僕がたった1つの譲れない仕事感に気付けた話。-新卒挫折編-(1/3)

後編: 何事も長続きしない半端な僕がたった1つの譲れない仕事感に気付けた話。-転職借金編-(2/3)

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こんにちは!

26歳の平成元年生まれ。横浜生まれの横浜育ち。

生畑目 星南(なばため せいな)です。


独立をすることを決意し、日々勉強中の毎日を送っています。

現在は投資商品を扱っている会社に勤める営業マンです。


はたから見たら凄い!と言われる経験では無いけれど、

僕が経験してきた経験から得た学びや気付き、

悩み苦しみも含めて共有することで、

同じようなことに悩み苦しんでいる人が少しでも何かに気付けたら

こんなに私にとって嬉しいことはありません。


ごくごく普通の生活をしているけれどなんかモヤモヤしている

サラリーマンの方や、人生に対して希望や活力が湧かない20代の方に読んで

いただけたらとっても嬉しいです。


念願叶った第1希望の会社への就職と挫折


 時は2012年4月。

 僕は希望と自信に満ち溢れていた。


20000人の応募者から内定者30名を決める為に、7回もの選考を経て

過酷な就職レースを勝ち抜き、第一希望の人材系企業に就職。

入社前の過酷な泊まり込みの研修も無事に終え、

30人の同期とお互いの活躍を誓い合い私は配属先である広島県に向かった。


"その人にとって「働く」時間が充実したものになれば

「人生」がより輝く。その為の役に立ちたい。"

私はそんな想いを胸に人材業界への就職を熱望していた。

何故ならば大学時代に様々な活動を通して、

仕事を楽しみながら生き生きしている社会人に沢山出会うことが出来たからだった。


3年で3割の人が仕事を辞めてしまう。仕事が辛く鬱を発症して退職する人が後を絶たない。

そんな暗いニュースばかりを見ていた就職活動を控えた僕にとって、

目を輝かせながら自分の仕事に対する想いを語る社会人はとても眩しくかっこ良く映った。


だから私もそういう社会人になりたかったし、

そのような人が沢山増えていく為に貢献できたら最高じゃないか!

そう想い、人材業界への就職を決めたのだ。




配属先が広島県と聞いた時は、実家を離れたことがなかった私にとって

戸惑いや不安もあったがそれを勝る位、わくわくしていた。

配属先の店舗に到着し、先輩方への挨拶を済ませ、

会社で借り上げたマンションに荷物を降ろし、待ちに待った社会人生活がスタートした。


 会社の主な事業は人材派遣業。その中で私の仕事は主に4つ。


①企業の採用担当者に対し、自社で抱えている派遣登録者を採用してもらう様に提案すること

②派遣登録者に電話をかけ、求人案内をすること

③両者を引き合わせ採用を決めてもらうこと

④採用が決まった派遣社員を長く働くようにフォローすること


覚えることは多く、上司に怒られることも沢山あったが確かなやりがいも感じることが出来、

お盆休暇前までの成果では、新人ながらも西日本ブロック全体での

法人新規契約件数が3位という実績も残すことが出来た。


しかし、そのまますんなり上手くいくほど人生は甘くなかった。

経験を重ねて行くうちに、派遣登録者を長く働くようにフォローをするという業務が

非常に大切な要素だと気付いた。何故ならば派遣社員が長く働いてくれないと、

派遣会社が儲からないビジネスモデルになっているからだ。


もし、自分が担当になった派遣社員から「辞めたい」と相談があった場合、

派遣会社の担当がしなければならないことがある。

それは「辞めさせない為に説得をすること」だ。


ある日、自分が担当している企業に勤めている派遣社員から相談があった。

勤務態度も真面目で人柄も良い女性だった。僕は嫌な予感がしていた。

実は相談があって...
正社員として転職活動に専念したいので、仕事を辞めたいです。

嫌な予感は当たってしまった。会社の目標売上状況からすると今1人辞められてしまうのは

かなり痛手だ。それに担当企業につい先日採用が決まった派遣社員はものの数日で無断欠勤をして

音沙汰が付かなくなってしまった経緯があり、

追加の人材を提案してくれと言われている最中でもあった。

私は、彼女を辞めさせる訳にはいかなかった。

急に言われても困ります。先方の会社にも迷惑が掛かりますので考え直していただけませんか?
私も家庭があるのでもう少し給料を稼がなければならないので、何を言われても辞めます。そもそも、今の会社に入る前に正社員の仕事を希望していると言いましたよね?

まずい。焦った私はなりふり構わず彼女へ高圧的な態度を取ってねじ伏せようとした。

しかし、やり取りを重ねていても話し合いは平行線のまま進まなかった。

そして、とうとうやらかしてしまった。

それとこれとは別です。あなた一人で仕事が回っている訳じゃないんですよ。会社にも私にも迷惑を掛けていきなり辞めるだなんてあんまりじゃないですか。僕に対しても失礼だと思いませんか!?
・・・
聞いてるんですか!?答えてください!
・・・ごめんなさい。ごめんなさい。(すすり泣く音)
あ、いやそのそんなつもりじゃ...
うぅ...ごめんなさい。グスッ...でも私はグスッ...辞めます。本当に...すいませんでした。(ガチャッ ツーツーツー

その時にようやく自分の犯した過ちに気付いた。

私は誰のためでもなく、自分の成績や上司からの評価や保身やエゴのために仕事をして

相手を深く傷つけてしまった。



彼女とはそれ以降、連絡が取れなくなり派遣先にも無断で欠勤が続いた。

上司や担当企業から怒鳴られそれを埋め合せるための仕事をしなければならなくなった。

そして、後日上司から言われた一言でさらにショックを受けてしまった。


お前はまだ相手をコントロールする力が弱いんだよ。まぁその内、相手の感情を上手くコントロール出来るようになるから安心しろよ。

上司は良かれと思って私に声をかけてきてくれたのだと思う。

でも私は思ってしまった。

「自社の都合によって相手の人生を捻じ曲げてしまうことが自分の仕事なのか?」と。

"その人にとって「働く」時間が充実したものになれば

「人生」がより輝く。その為の役に立ちたい。"

その思いとは裏腹に私は全く真逆の仕事をしてしまっていたのだ。


そう感じた途端、ヤル気も自信も全て失い、全く仕事に身が入らなくなってしまった。

それからと言うもの、仕事が終わったら住まいの近くにある原爆ドーム前の公園で

音楽を聞きながら一人で毎日泣きじゃくっていた。私の精神はボロボロになってしまった。


そしてあくる日の朝、私は会社用ケータイの電源を落とし、気づいたら東京行きの新幹線に

乗り込んでいた。大学生の頃に良くお世話になっていた憧れの社会人の方に電話をし、

その日の内に無理やり時間を作ってもらった。


こうして私の就職の第一歩目は大きな挫折からスタートした。

続きのストーリーはこちら!

何事も長続きしない半端な僕がたった1つの譲れない仕事感に気付けた話。-転職借金編-(2/3)

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