ブラック企業大賞を受賞した会社で働いて得たものとは・・・。
僕は昔、ブラック企業の代表と言われている
ある会社で約3年間働いていました。
僕が働いていたのは約6~7年前ほどなので
今とは大分環境は変わっているはずですが、
その当時でどれぐらいブラックか説明します。

休みは週に1日あるかないかぐらいで、
店長になってからは3ヶ月ほど
全く休みがないときもありました。
店の売上が目標にいかないときは
人件費を抑えるためアルバイトには休んでもらい、
固定給の店長である自分が休まず働いていました。
決められた人件費を超えると怒られますし、
評価に響きます。
ようやく休めたと思ったらお店で働いている
社員やアルバイトから電話がかかってきて、
「とても忙しいのできてください」
と言われれば行かざるを得なかったです。

そのため遠出はできず、
でかけるとしても店から遠く離れた場所にはいけなかったです。
「お客様の奴隷になれ」
と言うような会社なので、
クレームをもらうと激しく怒られます。
なので休みの日も営業が気になり、
心身ともになかなか疲れはとれなかったです。
労働時間としては1日大体12~17時間労働でした。
それはお店の営業のための労働時間で、
他にも朝7時からの研修、ミーティング、
他店舗の清掃など営業時間外に使う時間がとても多かったです。
プライベートな時間はほとんど皆無。
常に睡眠不足だったのでよく体調も崩し、
1度肺炎になりました。
不幸中の幸いで軽い肺炎だったので、
休まずに働きました(笑)

長時間労働ですが給料は高くはないです。
店長で400万前後ぐらいでした。
家は会社がアパートやマンションを用意してくれました。
会社が借りて半額は負担してくれるので、
家賃の半額分を払う形でしたね。
まあ激務だったので、
社員の入れ替わりは激しかったです。
僕は新卒で入ったので他の会社と比べると
どれぐらいブラックなのか比較はできなかったのですが、
転職して他の会社で働いてみて、
どれだけブラックだったのか認識できました(笑)
しかし、別に会社を恨んでいるとか
入らなければよかったとは思いません。
人間的にも成長できましたし、
仕事に対する姿勢や自分で限界を決めないことも
学ぶことができました。
若い時の修行の場としてはよかったです。
働いている社員もそれぞれ夢や目標をもって
よい人たちが多かったです。
あの時の経験があるからこそ、いまがあると思っています。
ブラック企業といっても、
人ぞれぞれ捉え方は違うはずです。
ある人にとってはブラック企業でも
ある人にとっては優良企業かもしれませんので。
世間で言われているブラック企業とは
こういうもんなんだなという意味で参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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