人見知りのわたしがスピーチコンテストに出た。それもフランスで(2)

前話: 人見知りのわたしがスピーチコンテストに出た。それもフランスで(1)

数年前、いくつもの大きな人生の問題が同時に起こりました。

そんな時、自分の人生を見直したいと思う人はたくさんいるのではないでしょうか。

わたしもそうでした。

消極的な生き方を変えたいと思い、なにか行動を起こしてみることにしました。


最初に始めたのは、人の輪に入っていくことでした。


イベント系のインターネットのコミュニテイを勧められて、それに入ってみました。

メンバーが、イベントを作ってそれに参加するというものです。

初めて会う人と、一緒に何かをするなんて怖いと思われる人もいるかもしれません。

わたしも、インターネットで人と知り合うというのに、とてもためらいがあって、なかなか踏み切れませんでした。

初めて試したのは、ルーブル美術館でデッサンを一緒にするというイベントでした。


それを皮切りに次々とイベントに参加しました。

その頃には、知らない人と話をするのは楽しいと思えるようになっていました。


ある時、内容を勘違いして、あるイベントに申し込んでしまいました。

その場に来てから、即興演劇レッスンだとわかったのです。

フランス語に劣等感を持っている者には、ハードルが高すぎ。

もし、知っていたら来なかったでしょう。でも、ときすでに遅し。

初めての、即興演劇、うまくできませんでした。

でも、その時できないなりにも、楽しんでいる自分を発見。

今も続けてやっています。

ちなみにフランス人は即興演劇やっている人が結構います。


そんな流れで、去年、スピーチのサークルに入りました。

約7分の持ち時間、ひとり、壇上で演説。内容は自由。

メンバーの大半はフランス人。

人前で話すのが上手い人もいます。

まえとは違って、そこから何か学びたいと思う自分がいることに気が付きました。


秋にスピーチコンテストがあると知って、参加してみることにしました。

トーナメント式で三次選まで行くことができました。

そこで敗れて、アムステルダムである最終選にはいけませんでした。


もうすぐ、そのサークルに入ってから、一年が経ちます。

スピーチの世界、すごい人がたくさんいます。

その方たちと比べると見劣りがするのですが、それでも、私なりの進歩を遂げたわけです。


完璧でなくても、なにかやってみると、やった分だけ何かが変わってくる

と思えるようになってきています。


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