ニュージー生活13年にて思う日本〜その1〜
〜学校編〜
私はニュージーランドに来て早13年。それもかなりの田舎に来てしまった。
日本人はこの町に私を含めて5人。ラッキーな事に私には外人の友達も、たくさんでき、ニュージーランドの生活を楽しんでいます。また,リフレクソロジーを開業しているので、知り合ったお客様の数は500人以上。そしてこの仕事は一対一で施術をし、お話をするので、親近感が違うんですよね。また子供もこちらで育っているので、考え方はニュージーランド的。そんな子供達といつも会話を交わしているから私の感覚も少しニュージーランド的かも!?
やはり教育の仕方が全然違うからでしょうか。
日本の教え方が軍隊的に思えてしょうがない。その方が、日本の国民を簡単に操縦しやすいという政府いやその昔むかしの幕府の時代からの習わし、常に右へ習え。左を向いている人は、恥。
こちらでは、恥ずかしいからやめろと、頭ごなしには言われない。
例えば、授業が始まる時に礼節がない。これは先生を尊敬する意味では良いのだろうが、なんだかその時点から、もう発言する事に尻込みしそうな雰囲気が出来上がる。と思うのは私だけだろうか。。??
まず先生が、それぞれの生徒の名前を呼び、生徒達は、”イエス,とかイエス、サー(Sir)と先生に答える
その段階は、静かで、日本と同じです。その後授業に入っていきますが、この後も質問のある生徒はどんどん質問をするのです。手を挙げて質問がある事を示せばよし。
こちらでは、公立の保育園や幼稚園には制服がなく、ましてや、片側が赤、それをひっくり返すと白なんて帽子はゼ〜ッタイになイ(笑)いや〜あの帽子は凄いですね。赤組と白組に分けやすいという利点はあるものの、なんてっったって、帽子をひっくり返せば良いだけだから。それにしてもカッコわる〜! そんな事を言っている私も、ナ〜んにも思う事なく、その紅白のキャップかぶってる、運動会の写真があります..^^;
これに対して格好が悪いと思って抗議した先生達はいるのかな?何十年も続いているという事は
多分これは、暗黙の了解なのか?
まあそれも小さい事と言えばそれだけだけど。その帽子で性格が歪む訳でも無し^^;
日本では紅白、2つのチームに分かれますが、こちらでは、赤、青、黄、緑が一般的で、
それらをハウスと呼び、そのハウスごとに、名前も付けられて、競い合います。
それぞれのハウスの色のシャツを着て、後は女の子なら,同じ色のリボンを髪に付けたり。靴下や帽子でそのハウスの色を持っていたら、着けて運動会に参加します。
中学や高校になると、黄色組にはバナナの形をしたつなぎを着て、参加する生徒もいてにぎやか^^ちょっとしたお祭り騒ぎです。
こちらに来てこれは良いなと思ったのは、工作する時に使う粘土。
こちらでは、先生が作るのです。小麦粉とお湯それに塩を加えて、後はフードカラリングで色付けして出来上がり!食べたって大丈夫。体に安全なのでこれは日本でも、たくさんの保育園や幼稚園でまねして欲しいものの一つ。もう実行している園があれば嬉しいな。。。
一番こちらに来て好きな事は、小学校から、学期ごとに*目標設定・ゴールを決める事です。
学期初めに皆それぞれ、何をもっと頑張りたいかそして、ゴールはどうなっていたいか、先生に伝え、学期末に、先生とゴールは達成したかを話します。
そしてゴールを達成出来ていれば、よく頑張ったねとほめてもらい。
達成出来てなくても,ここまで来れたよとまたほめてもらう。こちらは褒める事が上手です。
小さい時からとにかく、特に力を入れて頑張りたいものを決めて、目標設定をする。
目指すものを、潜在意識にインプットさせるのを,小さい時から教えられるのは素晴らしいと思います
今回は,こちらの学校の良いところをたくさん語りましたが、日本にももちろん良いところはいっぱいありますよね。
私の娘が10歳の時日本に帰った時に、大阪の学校に入れたときの事、日本語の会話が分かるぐらいの日本語力しかなかった娘にとって、小学校5年生の授業は何を言っているのか、ほとんど分からず、学校に行きたくないと,拒否しだしたのですが、優しい担任の先生は、毎日滞在していたマンションまで
迎えに来てくれました。この先生のおかげで、学校生活も楽しくなったようで、2ヶ月半後には、流暢な関西弁を話し、友達もたくさん出来ました。
この先生には本当に感謝しています(*^_^*)
それでは、学校編その1を読んで頂き有り難うございました。
また次は生活編や友達編のストーリーを書こうと思っています。
それでは。また^^
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