高木教育センターのありふれた日々(20)

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 と敬遠される有様だ。

 それで、自分を必要としてくれる生徒がどこにいるのか考えた。それは、やはり学力が高い層の子たちだった。校内暴力の時代も、ゆとり教育の時代も、同級生がバカな行為を繰り返すのを横目にひたすら自分を磨く子たちだ。

 

「FM三重」でラジオ英会話を担当しました。

 

 

 そういう子たちは、図形の問題を直行座標で解いてみせると喜んだ。確率の問題が数列の問題に変わる瞬間を「美しい」と言った。私がどうやって四日市高校に合格したか、名古屋大学に合格できたか、英検1級に合格したか、英語講師なのに京大合格レベルの数学を身につけたか、そういう情報を知りたがった。

 私は喜んで何でも教えた。

 すると、京大「医学部」、阪大「医学部」、名大「医学部」などに次々と合格していった。もちろん、感謝された。嬉しくなった。

 

この本の中で紹介されました。

 

  

 

英検1級、 通訳ガイド、 国連英検A級

   

39通の「不合格通知」と「合格通知」(2000回以上再生) https://youtu.be/AoV2OKrQLLk   

 

  それまで、ろくでもない生徒が教材を盗み、備品を破壊し、月謝を踏み倒すためにかかる費用を真面目な子たちにも負担してもらう必要があって心苦しかった。でも、もはやそれは過去のこと。後ろめたい思いをしなければならない塾生がいなくなった。

 そして、今では

「勉強ができる子と、できない子の違いは何か」

 が、よく分かるようになった。

 

「飛び出せ!青春」の村野武範さんとツーショット。

 

 

  簡単な例で言うと、時差の問題が出た場合に計算ができる子とできない子はどこが違うのか。勉強ができる子は、

「先生、飛行時間がある場合、出発地か到着地かどちらで考えるのですか」

 といった聞き方をしてくる。つまり、経線と時間のズレなど基本的な理解ができている聞き方をしてくる。

  しかし、分かっていない生徒はどの科目でも

「これ分かりません」

  と聞いてくる。何も考えないし、調べようともしない。指導する方にとっては、何が分からないか分からないので指導ができない。

 

 

アメリカの新聞に紹介されました。ローガン中学校のイヤーブック



2chでボコボコにされた件(6000回以上再生)
https://youtu.be/QhLnsIohW5s   

  

もちろん、そういう場合はアレコレ尋ねてどこで行き詰っているのか確認して指導をするが、時間が効率的に使えない。勉強ができる子は、そんなことをしている間にずっと先に進んでいく。差がどんどん開いていくわけだ。

永久に追いつけない。中学校に来る頃には、小学校の6年分の蓄積の差があるので追いつくのは簡単ではない。小学校のレベルから話さないと分からない生徒も多いのだ。

 

 四日市合格者数     
                     H27   H26             
1、陵成中学校(桑名市)      16    23
2、光陵中学校(桑名市)      24     9

3、藤原中学校(いなべ市)      6     6

4、東員第一中(員弁郡)       3     4

5、員弁中学校(いなべ市)      1     4
 
高木教育センター           2     3 

6、 大安中学校 (いなべ市)     4     2

7、東員第二中 (員弁郡)        1    1
  北勢中学校(いなべ市)        1    1 

 

  世の中には、そういう生徒を指導する塾も多いので私は素行の良い、前向きな生き方をする生徒だけを対象に指導することにした。後ろめたい思いで指導をするのはイヤだったのだ。

 

 


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百九十三章

「良い塾にしかできないハッピー授業」(1)

  授業というのは、生徒と先生でできている。同じクラスにヤクザ予備軍のような生徒がいたら授業が成り立たない。それどころか、安心・安全な教室でありえない。塾なら、教室をのぞけばすぐ分かる。

 スッカラカンの教室。これは、生徒の中に粗暴な生徒がいるので備品を置けないことを意味する。手くせの悪い泥棒がいるので参考書を置けない。そういうことを意味する。

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