走り出せ

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前編: 24歳の田舎育ちの芋娘がたった3年で300人以上の生徒が通うお菓子教室を作った物語~20歳から21歳~

心がポッキリ折れてしまった私は、しばらく地元に帰っていました

あれからというもの、男性恐怖症になってしまい彼でさえも恐くて近づけなかった

背が高い

声が低い

そんな人が大きな声を出したり、手を挙げる仕草をすると

何か物が飛んでくるんじゃないか、とか

怒られるんじゃないか、とかで

「いやぁーー!!」

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」

と部屋の端っこで毛布をかぶって怯えていました

トイレにこもってずっと泣く日もありました

「はぁ、、、」

と彼にため息をつかれる、それだけで

捨てられる、やっぱり私じゃダメなんだ必要のない人間なんだ、、、

それは嫌だ、お願いだから嫌いにならないで

でも…恐くて近づけない

そんな日々が続いていたので、彼には悪いけれど一人地元に帰ることにしました

両親は困惑していました

昔から、どちらかというと強気だった私が別人のようになって帰ってきたから

ご飯も食べない

テレビも見ない

何も喋らない

とにかく物事に興味を示さない

状況を察してくれた母は、悲しそうな顔でこっちを見ていたのを覚えています

仲良くしてくれている彼の母は、電話越しに泣いていました

どうやら彼が話したみたいです

みんなの読んで良かった!